- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
絆回廊 新宿鮫Ⅹ 新宿鮫シリーズ10
定価 ¥1,760
220円 定価より1,540円(87%)おトク
獲得ポイント2P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/26(火)~12/1(日)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2011/06/04 |
JAN | 9784334927585 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/26(火)~12/1(日)
- 書籍
- 書籍
絆回廊
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
絆回廊
¥220
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
3.9
88件のお客様レビュー
新宿鮫シリーズ第10弾「絆回廊」 今作品はシリーズの一つの節目にあたる作品だった。 物語の事件自体はそこまでの面白さを感じさせないのだが、盟友と言っても過言ではない上司の桃井が目の前で撃たれ殉職し、恋人晶ともお互いを思いやるが為に別れるという選択が描かれている。 鮫島にとって心...
新宿鮫シリーズ第10弾「絆回廊」 今作品はシリーズの一つの節目にあたる作品だった。 物語の事件自体はそこまでの面白さを感じさせないのだが、盟友と言っても過言ではない上司の桃井が目の前で撃たれ殉職し、恋人晶ともお互いを思いやるが為に別れるという選択が描かれている。 鮫島にとって心身ともに心を許せる数少ない理解者の2人が鮫島の前から消えてしまう。 新宿鮫は一匹鮫になってしまった。 桃井の死は衝撃的で自分も一読者ながら受け入れがたい心情をえている。鮫島にとって心のパートナーが晶ならば、職場のパートナーは桃井、鮫島が新宿鮫でいられるのは桃井のバックアップがあればこそ。その桃井の死は辛すぎるし酷すぎる。 鮫島の善き上司であり理解者であり盟友でもある桃井の死はこのシリーズ通しても最大の衝撃。本気で死なないでほしいと願いながら読んでいた。 そして今回の作品のタイトル「絆回廊」 これって鮫島にとって桃井と晶の絆の事をさしていると読み取った時鳥肌がたった。なんてタイトルだ、全てが過去になっていってしまう様な嫌な感覚を覚える。鮫島と桃井、鮫島と晶という鮫島にとってかけがえのない二人と築いた「新宿鮫シリーズ」で描かれてきた過去の物語やエピソードが回顧録の様に思い出される。 そのどれもが信頼関係で固く強く結ばれたものばかりで、それらは絆とよぶこそ相応しいものばかり。 その二つの関係に終止符がうたれた。 先程も書いたが物語自体や事件性に関しては過去の「新宿鮫」と比べると特出した面白さを感じなかった。 だが桃井と晶との二人の別れがとてつもない衝撃を生み出している。 凄まじかった。重たすぎた。 次作も読もうと思っているが今作が最終話の様にも感じてしまっている。 楽しみではあるが鮫島は今回辿った過去としてしまったこの重い回廊から抜け出せるのか? そういう目線で物語を追っかけそうで読む方も辛い。今後の展開に若干の不安を重ねてしまうだろう。覚悟して読んでいこうと思っている。
Posted by
絆回廊。最後まで読んでそのタイトルの意味を考えたら、鳥肌がたった。新宿という狭い街で起きる事件は、時を経て、因果と因縁がからみあって、思いもかけぬ形で鮫島の前に姿を現した。鮫の旦那だが背負い込んでいる面倒なものが、重石になったり命綱になったりする。街も生き物なのだろう。成長なのか...
絆回廊。最後まで読んでそのタイトルの意味を考えたら、鳥肌がたった。新宿という狭い街で起きる事件は、時を経て、因果と因縁がからみあって、思いもかけぬ形で鮫島の前に姿を現した。鮫の旦那だが背負い込んでいる面倒なものが、重石になったり命綱になったりする。街も生き物なのだろう。成長なのか衰退なのか。よくわからないけれど、変化はし続ける。生息する人たちは多種多様。日本人も外国人も金儲けに血眼で、それを取り締まる警察は常に知恵比べだ。むれない鮫の旦那が、この10作までの間に築いたものが確かにあった。
Posted by
「自己満足で何が悪い。苦しい思いをしたからといって、誰かがほめてくれるわけじゃない。死にかけたって、莫大な金がもらえるわけでもない。だったらこの仕事を続けることに自己満足を感じて何が悪いんだ」 2022/11/6読了(再読) 己の信念とプライドをもって、犯罪と、警察組織の闇と戦...
「自己満足で何が悪い。苦しい思いをしたからといって、誰かがほめてくれるわけじゃない。死にかけたって、莫大な金がもらえるわけでもない。だったらこの仕事を続けることに自己満足を感じて何が悪いんだ」 2022/11/6読了(再読) 己の信念とプライドをもって、犯罪と、警察組織の闇と戦ってきた鮫島警部。だから、今作のラストは余りにも報われず、悲劇的であった。『暗約領域』までが、長かった~! 余談:今回、読んでいる間の11月2日に、大沢在昌先生の紫綬褒章受賞が発表された。
Posted by