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ぼくの作文学校
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ぼくの作文学校

森本哲郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川グループパブリッシング
発売年月日 1983/10/01
JAN 9784048831468

ぼくの作文学校

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2023/05/07

著者の「日本語 表と裏」を読んで面白かったので、著者のルーツとなる本と聞いて購入した一冊。1983年(昭和58年)出版で、版画刷りの絵も渋くてよかった。 内容は、文章を書くのが苦手な著者が思うように文章を書くためには、、と四苦八苦する私小説的な物語。文章を書くということに真面目...

著者の「日本語 表と裏」を読んで面白かったので、著者のルーツとなる本と聞いて購入した一冊。1983年(昭和58年)出版で、版画刷りの絵も渋くてよかった。 内容は、文章を書くのが苦手な著者が思うように文章を書くためには、、と四苦八苦する私小説的な物語。文章を書くということに真面目過ぎて、苦しむ姿が面白い。癖のある知人たちに教えを乞い、これだ!と何かつかみそうになると、そうじゃないと一蹴され、それでもものを書くことに拘り、最終的には朝日新聞の花形記者になる。フィクションみたいな話。いまどきはネット検索で(最近はAIで)すぐそれっぽい攻略法にたどり着いてしまい、その過程を踏みにくくなっているので、その点は足りないことが羨ましくも思えた。 「日本語 表と裏」を読んだ時から、とんとんと読みやすいなと思っていたが、文章のリズム(どう書くかは二の次と言っていたけれど)や二葉亭四迷の言文一致、「武蔵野」にあるようなありのままを書くこととかが著者の文章を書くことに対して強く影響しているのかなと書きぶりからも感じた。結論もやっぱりわかりやすいことが一番と言っていたし。 あとは、太宰が流行っていた時代に生きてみたかったとやっぱり思った。 知識的な面でも、タメになる点が多かった。個人的に詰めておきたい。 ・内言語と外言語、読む書くはこの翻訳作業(フランスの大脳生理学者ポール・ショシャール) ・二葉亭四迷 言文一致運動、くたばってしまえ ・十牛図、禅の修行の教え ・日本語は名詞が漢語で入ってきたからわかりにくい...ドイツ語なら概念=べグリフ、つかむ=べグライフェン →概念=つかむこと 作中で文章を書くことのポイントになっていた箇所のまとめ。 ・思ったことをかけ ・作文の技術は論理 ・文章を書くときは一点に集中する ・小学生のようにわかりやすく書く ・気取りを捨てる、徹底的に俗語をつかう ・十牛図の流れで文章を作る ・文章のリズム、音楽から学ぶ ・好きな文章をまねる ・文章を書く=イメージを組み合わせる、理性と同じ

Posted by ブクログ

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