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続あゝ野麦峠
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 1980/04/01 |
JAN | 9784048830911 |
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続あゝ野麦峠
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
図書館の不要書として貰い受けた本。 長く積読になっており、転居の荷物整理で読む気になった。 保管期間であゝ野麦峠であったと勘違いしており、読み始めて続編であることに気づいた。 そして、続編というよりは、野麦峠の頃の工女の辿った人生やその家族たちのノンフィクションという感じである。...
図書館の不要書として貰い受けた本。 長く積読になっており、転居の荷物整理で読む気になった。 保管期間であゝ野麦峠であったと勘違いしており、読み始めて続編であることに気づいた。 そして、続編というよりは、野麦峠の頃の工女の辿った人生やその家族たちのノンフィクションという感じである。 後半は働き方や待遇改善の組合闘争などがある。 日本人は勤勉だというが、交通手段がない地域でましてや雪深い地方の働き手は本当に過酷だったと思う。 時計の針を誤魔化して残業させたり、食事も質素を通り越すなど…。 時代の途中に戦争が挟まれ、鉄道や道路が通って行きそれと共に女性の働く環境も変わって行ったようだ。 あゝ野麦峠は、松田聖子さんが出演して映画で知っているが、続編を読んで改めて本編を読みたいと思った次第です。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「あゝ野麦峠」の続き……と思ってたけど、続きというよりも追加資料と情報だった。工女たちの暮らしていた村の風習なども出てくる。 ・第一話 おみね地蔵由来記 「ああ飛騨が見える」といって峠で亡くなった政井みねの兄辰二郎の話。 兄は女と駆け落ちして村を出ていったやくざ者と言われていたけど、村に戻ってきてみねが亡くなってからは真面目に働き地蔵を立てたという。俳誌『辛夷』にもその名前が載ってたという話まで載ってる。……そんな情報まで手に入ってるのすごい。 俳誌には紀行文の中で飛越国境越えの案内人として出て来る。 そして、『あゝ野麦峠』では腹膜炎と書かれていたけど、こちらでは『気管が悪い(肺結核)』になってた。 ・第ニ八話 湖畔に出来た極楽の殿堂 山一争議の後に出来た大温泉浴場の話。徐々に製糸業も斜陽産業になっていくけど、その後も時代に上手く乗って商品を変えて栄えていくという終わりになっている。 この本の出版からさらに50年近く経ってるけど、日本経済は沈んでるような気がする……と思ってしまう。この本が、『明るい未来』の終わり方になってるのは、それだけ未来は明るかったのだろうな……。 『続』の本は、製糸工場というより農村文化の話が多くて楽しかった。 『あゝ野麦峠』は製糸業についての本。 『続 あゝ野麦峠』は製糸工場で働いていた人たちの生まれ育った農村文化の本。農村文化、面白い。もっと他の本ないかな。
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