商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
読みやすい文章。わかりやすい叙述。内容は深い。歴史的な流れとトピックがメリハリを効かせて配置されていて読み飽きない。歴史的事件、事象のなかにあるその本質にまで言及されているので、理解が深まる。 昔の人たちが、日本という国をつくってゆく、その努力の積み重ねをひしひしと感じる。九世...
読みやすい文章。わかりやすい叙述。内容は深い。歴史的な流れとトピックがメリハリを効かせて配置されていて読み飽きない。歴史的事件、事象のなかにあるその本質にまで言及されているので、理解が深まる。 昔の人たちが、日本という国をつくってゆく、その努力の積み重ねをひしひしと感じる。九世紀、格式の編纂が行われ、日本は法律面でようやく唐に追いついた。延喜式は完成したものの施行までに四十年を費やした。その間、内裏全焼で編纂事業も大打撃を被ったという。涙ぐましい努力。 皇位継承をめぐる争いも、伊予親王の謀反、薬子の変、恒貞親王をめぐる謀反事件と激しい。 一方、歴史の狭間に埋もれた人々のことにも目を配られているところがキュンとくる。円仁に代表される入唐僧のなかには、二度と日本の地を踏むことのなかった多くの犠牲者がいたと。
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岩波新書の日本史シリーズを読んでいくシリーズ、今回は平安時代の初期。この時代は奈良時代と摂関期の狭間にあって今一つ印象がはっきりしない時代というイメージですが、著者も「奈良時代以前に比べて研究史の絶対量は少なく」とマイナー分野であることを認めています(まぁこのシリーズの著者は自分...
岩波新書の日本史シリーズを読んでいくシリーズ、今回は平安時代の初期。この時代は奈良時代と摂関期の狭間にあって今一つ印象がはっきりしない時代というイメージですが、著者も「奈良時代以前に比べて研究史の絶対量は少なく」とマイナー分野であることを認めています(まぁこのシリーズの著者は自分の分野こそマイナーであると宣言しがち過ぎるのですが)。 そんなマイナーな平安前期を、唐風化により明治以前の基礎を築いた時代としてまとめているのが、今まで気づいてなかった視点で良い発見でした。
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<目次> はじめに 第1章 桓武天皇とその時代 第2章 唐風化への道 第3章 「幼帝」の誕生と摂政・関白の出現 第4章 成熟する平安王朝 第5章 唐の滅亡と内乱の時代 第6章 都鄙の人々 おわりに <内容> まず大変読みやすかった。文がすんなりと頭に入る。次に、平安...
<目次> はじめに 第1章 桓武天皇とその時代 第2章 唐風化への道 第3章 「幼帝」の誕生と摂政・関白の出現 第4章 成熟する平安王朝 第5章 唐の滅亡と内乱の時代 第6章 都鄙の人々 おわりに <内容> まず大変読みやすかった。文がすんなりと頭に入る。次に、平安時代を新しい研究を基にきちんとまとめてくれている。教養書としてレベルが高い。 授業で使いたいフレーズが多くあった有益な本だった。
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