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フェルメールの光とラ・トゥールの焔 「闇」の西洋絵画史 小学館101ビジュアル新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2011/04/04 |
JAN | 9784098230143 |
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フェルメールの光とラ・トゥールの焔
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フェルメールの光とラ・トゥールの焔
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
窓から差し込む美しい光を描いたフェルメール。それに対し闇を照らすろうそくの火を描いたラ・トゥール。 この2人の対比はそれだけでも興味深いですよね。 そしてさらに興味深いのはこうした「光と闇」の探究があのレオナルド・ダ・ヴィンチに遡り、そこからカラヴァッジョの独特な光線による描...
窓から差し込む美しい光を描いたフェルメール。それに対し闇を照らすろうそくの火を描いたラ・トゥール。 この2人の対比はそれだけでも興味深いですよね。 そしてさらに興味深いのはこうした「光と闇」の探究があのレオナルド・ダ・ヴィンチに遡り、そこからカラヴァッジョの独特な光線による描写が生まれてきます。 こうしたフェルメールへと繋がっていく光の探究を流れをわかりやすく知れるおすすめの作品です
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広く浅く、入門的に書かれている。図版がきれい。 P187「闇は芸術を生み出す母体」 この本のテーマは、同著者の『闇の美術史』に引き継がれている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何気に見つけ題名に惹かれフェルメールとラ・トゥールであれば読むしかないと思い即購入、一気読み。光と闇にスポットをあて時代々の光と闇の意味が二人の画家の作品を通して書かれている。当時は電気もなく社会そのものが日が落ちると漆黒の闇に包まれていた。そのよう状況では闇=忌まわしきもの、悪魔、反対に光=神という通念があり、画家はキリスト教をモチーフに描く場合光と闇の効果をいかに巧みに描くかということを追求したという作者の説は非常に興味深かった。想像するに明暗のコントラストが現代以上に鮮やかに映っていたのだろう。ルネサンス以降の印象派の作品はそういった経緯を踏まえると想像以上に革新性を持ち当時の権威から徹底的に否定されたことが理解できたし、何故日本人に好まれるのかいう理由が明るさにあるという説は納得感があった。
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