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赤備え
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赤備え
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歴史上赤備えを使った武将、武家の解説書。井伊達夫(旧姓中村)著書であるので、その大半は井伊家(とその軍師岡本半介)の話になっている。内容も井伊家の軍制や逸話が多く、著者の本業である甲冑分析・解説が比較的少ないのがやや物足りない。個人的には、井伊家のみならず他の赤備え武家すなわち、...
歴史上赤備えを使った武将、武家の解説書。井伊達夫(旧姓中村)著書であるので、その大半は井伊家(とその軍師岡本半介)の話になっている。内容も井伊家の軍制や逸話が多く、著者の本業である甲冑分析・解説が比較的少ないのがやや物足りない。個人的には、井伊家のみならず他の赤備え武家すなわち、武田や真田にも存在する「天衝」と「白熊」についての関係性が知りたかった。これを本書で少し触れている部分で解釈するならば、江戸期または近代になってから武田家遺品ならびに真田家遺品への需要が高まり、その供給のため偽造された遺品具足が、遺品が多く残る井伊家具足を元にされたから。ということだろうか。私的仮説としては、そもそもの赤備え元祖とも言うべき武田家では、家内武装の象徴として「天衝」が採用されていた。さらに武田信玄の戦装束と言えば「諏訪法性の兜(白熊の付いた兜)」である。この2つのデザインイメージが、「武田流」及び「武田遺臣採用」の井伊家に赤備えと共に採用された。と思うのたが。(武田家の天衝としては「伝・武田逍遙軒所用」「伝・武田典厩所用」「伝・小幡信真所用」「伝・山縣昌景所用」「松本楓子画・山本勘介」「同画・横田高松」。真田家としては「真田昌幸所用」「真田信之所用」) しかしながら冒頭のかなり貴重な具足写真や、多くはないながら箇所ゝで解説される甲冑解説はさすがに面白い。 著者の岡本半介研究のきっかけになった岡本所用具足は、第二次大戦に供出され永遠に失われた201
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