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北方領土交渉秘録 失われた五度の機会 新潮文庫
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北方領土交渉秘録 失われた五度の機会 新潮文庫

東郷和彦【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/04/25
JAN 9784101348810

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商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

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2024/09/07

 北方領土における交渉の過程を外交官出身の著者が語る。本書にあるように、北方領土返還の機会は過去に何度かあったが、いずれも日本政府の意向に沿った成果は得られず、現在に至る。交渉の注意事項として、もし相手が究極の譲歩案を提供した場合、それは相手の限界だと受け取らねばならない。そこで...

 北方領土における交渉の過程を外交官出身の著者が語る。本書にあるように、北方領土返還の機会は過去に何度かあったが、いずれも日本政府の意向に沿った成果は得られず、現在に至る。交渉の注意事項として、もし相手が究極の譲歩案を提供した場合、それは相手の限界だと受け取らねばならない。そこで誘惑を抑えられずにもう一押ししてしまうと、その譲歩案は無効となってしまうという。また、ある問題が解決できないから、ほかの分野に協力しないという圧力をかけてしまうと、双方の理解は得られないなど、外交官として実際に働いた人だからこそ言えることもあり、実用的な書物である。

Posted by ブクログ

2022/02/09

#874「北方領土 交渉秘録」  北方領土の日に読む。著者の東郷和彦氏と言へば、鈴木宗男事件をきつかけに外務省を追はれた人、とのイメエヂが強かつたのですが、本書を読むとかなり印象が変りました。  北方領土問題を打開する機会の窓は、少なくとも五度は開いてゐたとの主張。鈴木宗男氏や佐...

#874「北方領土 交渉秘録」  北方領土の日に読む。著者の東郷和彦氏と言へば、鈴木宗男事件をきつかけに外務省を追はれた人、とのイメエヂが強かつたのですが、本書を読むとかなり印象が変りました。  北方領土問題を打開する機会の窓は、少なくとも五度は開いてゐたとの主張。鈴木宗男氏や佐藤優氏の著書と併せて読みますと、これらの事情が立体的に理解できるのでした。その佐藤氏が解説を書いてゐますが、ロシヤの諜報のプロが阻害する謀略に、日本側が乗せられたといふのが真相だと述べてゐました。その辺をもう少し詳しく知りたい喃。

Posted by ブクログ

2019/06/17

鈴木宗男事件から発展した外務省の不祥事に関連して、退官を 余儀なくされた元外交官の筆になるソ連・ロシアとの北方領土 返還交渉の近代史。 なのだけれど、やっぱり冒頭は自身が関与したと言われる外務省 不祥事の記述からになっている。 これを冒頭に持って来たのは「事件とも言...

鈴木宗男事件から発展した外務省の不祥事に関連して、退官を 余儀なくされた元外交官の筆になるソ連・ロシアとの北方領土 返還交渉の近代史。 なのだけれど、やっぱり冒頭は自身が関与したと言われる外務省 不祥事の記述からになっている。 これを冒頭に持って来たのは「事件とも言えない宗男先生の事件 に関連して、佐藤優氏等、外務省のロシア・スクールを排除した のが交渉が進展しない原因」とほのめかしたいからか?と感じた のは私の深読みのし過ぎか。 著者自身がソ連・ロシアとの交渉に深く関わっていたので、秘録と 言うよりも「あの時、こんなことがあった」との回想録と言った方 がいいかも。 日本でも「もしかして、返してくれるんじゃないか」との期待が 高まったのは酔いどれ・エリツィン大統領の時だが、あの頃の エリツィン大統領って健康不安や縁故政治への批判もあったので、 一国のトップとしての寿命は尽きかけていいたんじゃないのか? 外務省としてはその辺りの情報をどれくらい掴んでいたのか、本書 からは不明である。ソ連の8月クーデターの時には著者曰く「情報は 掴んでいた」とは言うものの、十分に活用出来てはいないんだよな。 だから、今現在、プーチン閣下のロシアに振り回されているのでは ないだろうかと思うのだ。「まずは経済協力をしよう」と言われる ままに金だけ持って行かれてないか? だって、ロシア軍は択捉島と国後島で最新鋭のミサイル発射演習ま でしているのだから。これ、返す気なんてさらさらないって証しだ。 まぁ、日本に米軍基地がある限り、返したくないのだろうけどな。 本書では橋龍こと橋本龍太郎とサメの脳みそ・森喜朗は役に立った が、小泉純一郎は引っ掻き回しただけとの印象を受ける。それを更に 交代させたのが当時の民主党政権って感じか。 前原誠司が外務大臣だった時、ロシアのラブロフ外相に相手にされて いなかったものなぁ。余談だが、ラブロ不外相の声は渋くて素敵なの であ~る。 著者が築いたロシア側とのパイプ、外交の裏舞台などの描写もあって 文章も上手く読ませる構成になっており、日露外交史の一面としては 参考になる。 だが、「真剣に」「必死に」との表現がかなりの頻度で出てくるので 「外交はそういうもんだろう。特に北方領土返還交渉なんて真剣に 必死にやるのは当たり前だろう」と突っ込みたくなった。 尚、つい最近、酔っぱらった上で戦争によって北方領土を取り返すこと について言及した頭のイカレタ国会議員がいたが、こういう輩が民間の 交流を台無しにするんだよな。

Posted by ブクログ

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