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世界文学とは何か?
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世界文学とは何か?

デイヴィッドダムロッシュ【著】, 秋草俊一郎, 奥彩子, 桐山大介, 小松真帆, 平塚隼介【ほか訳】

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世界文学とは何か?

定価 ¥6,160

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2011/04/21
JAN 9784336053626

世界文学とは何か?

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商品レビュー

3

4件のお客様レビュー

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2023/08/24

世界文学を「実践」したという。つまり、文学について文学しているのだ。一つの創作を成したということは読んでみるとよく分かる。ソレが面白いかどうかは別としてだ。 リゴベルタメンチュウの証言文学についての章は面白かった。他はうーん。。

Posted by ブクログ

2020/10/29

序章:ゲーテ、新語を語る 1:流通 -1ギルガメシュの探究 -2法王の吹き矢 -3旧世界から全世界へ 2:翻訳 -4死者の都で恋して -5マクデブルクのメヒティルト、その死後の生 -6カフカ、故郷へ帰る 3:生産 -7世界のなかの英語 -8活字になったリゴベルタ・メンチュウ -9...

序章:ゲーテ、新語を語る 1:流通 -1ギルガメシュの探究 -2法王の吹き矢 -3旧世界から全世界へ 2:翻訳 -4死者の都で恋して -5マクデブルクのメヒティルト、その死後の生 -6カフカ、故郷へ帰る 3:生産 -7世界のなかの英語 -8活字になったリゴベルタ・メンチュウ -9毒の書物 終章:ありあまるほどの世界と時間 1〜3章を通して、文学研究が古代メソポタミアやマヤの文献へと及んだ状況(1・2)や世界文学の範疇をめぐっての葛藤など(3)が書かれていた。 どれほど理解できてるか不安だが、現時点での理解を備忘録として記載する。甚だ読みづらくて、自分でも気を削がれるけど、気にせずメモしていく。 序・1・2 ギルガメシュ神話の発掘当時の評価は、当時自分たちの西洋文化で大事にされている聖書の記述の正当性を史実として強化することを期待して研究されていた。また、開拓者たちがキリスト教を布教する時には、マヤやアステカでの異文化にどう浸透させるかを宣教師たちは多いに悩み、現地の言葉への翻訳を通して布教は成功したかのように思えたが、現地人は自分たちの文化とうまく融合させていたことが判明する。 ここまでの文章で主張されることは、ある文化から他の文化を理解することはとても難しいということ。文化同士の交流を行う場合、どこの文化にも根差さない観察者は存在しない。必ず、何らかの文化という起点から理解を試みることになる。このことを、実例を伴って記載していたのではないだろうか。 3 世界文学とは、長年、ギリシャやアテネの古典を中心とした西洋文学で構成されいた。それが打開され、非西洋文学や近代文学を含むよう、その領域を広めはじめたのは20世紀初めから中盤であり、以前と比べて大きな広がりを見せたのは1990年代である。また、女性作家の名前もかつては上がらなかったし、詩や演劇といった伝統的な「文学」に固執していた世界文学が文学の領域を広げていいたのも同じ頃だという。このことを意味して、章題が「旧世界から全世界へ」なのだと思う。 また、翻訳の課題や限界についてもこの章で触れられている。2章の部分で視点について書いた。この問題から、翻訳が原作を超えうるのかという議論が紹介され、楕円のアプローチが論じられる。 文学は、それが発生したコンテキストを理解すると豊かになる。しかし、それを変に歪めて自分の理解の範疇に収めることは危険だし、まったく理解できない異質のものとして切り捨てのはもったいない。そこで楕円のアプローチが出てくる。発祥の地点から鑑賞する必要は必ずしもない。発祥の地点と読者の視点の2点から鑑賞することを許容することで文学は豊かになるのではないか、ということだと思う。 というか、本来、その方法しか鑑賞方法はない。(?) 作品は普遍的ではなく、私たちの視点(文化的変化など)によって変化し続けるからだ。 4 この章ではエジプトの詩の翻訳を具体例に翻訳とは何か、「いい翻訳」「悪い翻訳」とはということに触れている。 前章でも述べていたように、翻訳は原作の複製にはなり得ない。そこには屈折がある。その屈折を踏まえて、原作を公正に扱っているものが「いい翻訳」になるのではないだろうか。しかし、文学の定義同様、「いい翻訳」の定義が絶対的に定まることはないだろう。とのこと。

Posted by ブクログ

2012/10/12

2012/10/12 買ってから一年かけて読んだ。本をこんなにじっくり読むのは生まれて初めてかもしれない。

Posted by ブクログ

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