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辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 1979/05/01 |
JAN | 9784041310137 |
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辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件
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商品レビュー
3.7
19件のお客様レビュー
著者、城山三郎さん(1927~2007年)の作品、ブクログ登録は13冊目になります。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 足尾銅山の資本家の言うまま、渡良瀬川流域谷中村を鉱毒の遊水池にする国の計画が強行された! 日本最初の公害問題に激しく抵抗した田中正造の泥まみれの...
著者、城山三郎さん(1927~2007年)の作品、ブクログ登録は13冊目になります。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 足尾銅山の資本家の言うまま、渡良瀬川流域谷中村を鉱毒の遊水池にする国の計画が強行された! 日本最初の公害問題に激しく抵抗した田中正造の泥まみれの生きざまを描く。 ---引用終了 以下、関連事項をウィキペディアより引用。 田中正造は、 ---引用開始 田中 正造(たなか しょうぞう、天保12年11月3日(1841年12月15日) - 1913年(大正2年)9月4日)は、日本の幕末から明治時代にかけての村名主、政治家。日本初の公害事件と言われる足尾鉱毒事件の重鎮であり、明治天皇に直訴しようとしたことで有名。衆議院議員選挙に当選6回。幼名は兼三郎。下野国安蘇郡小中村(現・栃木県佐野市小中町)出身。足尾銅山鉱毒事件の被害者でもあり、救済を政府に訴えた。 ---引用終了 足尾鉱毒事件は、 ---引用開始 足尾鉱毒事件(あしおこうどくじけん)または足尾銅山鉱毒事件(あしおどうざんこうどくじけん)は、19世紀後半の明治時代初期から栃木県と群馬県の渡良瀬川周辺で起きた、日本初の公害事件である。 足尾銅山の開発により排煙、鉱毒ガス、鉱毒水などの有害物質が周辺環境に著しい影響をもたらし、1890年代より栃木の政治家であった田中正造が中心となり、国に問題提起するものの、加害者決定はされなかった。 ---引用終了 谷中村は、 ---引用開始 谷中村(やなかむら)は、かつて栃木県下都賀郡にあった、旧下総国古河藩に属した村である。1906年に強制廃村となり、同郡藤岡町(現在の栃木市)に編入された。現在の渡良瀬遊水地にあった。 ---引用終了
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田中正造の一徹で妥協しない生き方は、関係する多くの人たちを惹きつける一方、彼らを世間一般から孤立させた。彼の生き方を評価するかしないかは、読者その人のそれまでの生き方によるだろう。作者城山三郎の書きぶりも断定を避けている。しかしまた、田中とそれに続く人々の生き方を書き残し、広く伝...
田中正造の一徹で妥協しない生き方は、関係する多くの人たちを惹きつける一方、彼らを世間一般から孤立させた。彼の生き方を評価するかしないかは、読者その人のそれまでの生き方によるだろう。作者城山三郎の書きぶりも断定を避けている。しかしまた、田中とそれに続く人々の生き方を書き残し、広く伝えることが大切だと考えていることは間違いない。
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田中正造の生涯よりも、彼の死後に重点が置かれてる。田中の伝記物ではないので、そう思うとちと物足りない。しかし谷中村の件はこんなにも非道なことがまかり通っていたのかと思うと噴飯やるせない。
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