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日本語を書く作法・読む作法 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/04/22 |
JAN | 9784041576274 |
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日本語を書く作法・読む作法
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
20171127 阿刀田さんのエッセイ。 本書の言いたいことは、①文章は短く、話し言葉のように。②短編集で名文を味わう。③自分の言葉、思考で考える訓練をする。 色々な形の日本語に接するのが母国語の語彙を伸ばす秘訣である。日本には類を見ない翻訳文化があり、言葉遊びが豊富な国である。...
20171127 阿刀田さんのエッセイ。 本書の言いたいことは、①文章は短く、話し言葉のように。②短編集で名文を味わう。③自分の言葉、思考で考える訓練をする。 色々な形の日本語に接するのが母国語の語彙を伸ばす秘訣である。日本には類を見ない翻訳文化があり、言葉遊びが豊富な国である。この好機に恵まれて言葉に触れないのは勿体無いと思う。 演劇や落語に手を伸ばして見たいと思う。 語彙を味わうためのヒントを得たい 読書休めとして楽しさを味わう 考えてから文字を書く、話す習慣 文字を書かなければ習慣は身につかない。考えなくては文字を書けない。 考えて日記を残す事を再開しよう。 無理問答 視点をずらす。あるテーマを深めずに類似の例を挙げて、視点をかわす
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※このレビューにはネタバレを含みます
2004年から2007年頃までのエッセイをまとめたもの.二部構成になっており,第一部が書く作法,第二部が読む作法としてまとめられている. さて,この本であるが,非常に読みやすい.ページ数も221ページとお手軽な分量.枕もとの本として寝る前に少しずつ読んでいくのも良さそうである. しかし,2018年を生きる20代としては,書く技術については筆者の立場とは異なるかなという感じ. 例えば,筆者が初等教育において英語授業必修に反対する箇所.一般的な教養や日本語教育,また論理性が重要であることに異論はないが,引用もなく「日本語が特殊である」ということを根拠に反対を主張するのは,さすがに論が立たないと感じる.その主張を言いたい気持ちはわかるけれど,少し勢いが出すぎているように思える. 作家としての貢献を求められたのかもしれないが,このレベルの言葉に対する態度で文化庁文化審議会の委員がつとまったのか,というのが読み進めている途中の正直な感想であった. 「この先もこのテンションが続くのか」「これは厳しい」「ブクログで星2つ以下か......」「この先,読まずにブックオフにでも売るか」と思った頃に,第二部の「読む作法」に入ると様子が変わる. 朗読や短編小説など,筆者に表現者としてのこだわりがある話題なのだろうか,それぞれ印象深く,そして面白い.特に作家紹介・作品紹介は,レビューとしても秀逸と感じ,いくつか未読の作家の作品を手に取りたくなった.学生時代に読んだ『羅生門』や『山月記』も,筆者の紹介を通すと「なるほど,私はまだまだわかってなかったのですね」と素直に思える. 読み返してみて気づいたことだが,第一部の「書く技術」でも「こうするべし」と強い言葉は使っておらず,あくまでも引いた立場で,「作家の仕事をご紹介」という態度を取っているように思える. そうそう,僕らは別に戦前生まれでもないわけで,彼らと同じ時代を生きてるわけじゃない.ロジックが甘い主張は,話半分に聞けばいいのだった.どのように文章を書くかという未来の話は,他に参考になるやり方があるだろうから,そちらを参考にすればよい.どのように小説を読むかという過去の話は,筆者の筆を通してみると,十分鮮やかに見えるのでは?と思うようになった.
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この作品は、所謂ハウツー本ではありません。 れっきとしたエッセイ集なんです。 日本語は英語や中国語等に比べて、音の数が少ないと言われています。だから同音異義語が生まれやすい。そこに日本語の言葉遊び等の楽しみがあるように思います。 更に漢字とひらがな・カタカナを組み合わせる...
この作品は、所謂ハウツー本ではありません。 れっきとしたエッセイ集なんです。 日本語は英語や中国語等に比べて、音の数が少ないと言われています。だから同音異義語が生まれやすい。そこに日本語の言葉遊び等の楽しみがあるように思います。 更に漢字とひらがな・カタカナを組み合わせることで、無限の奥ゆかしさを感じる事が出来る点で面白い。 夏目漱石に代表する言葉遊びや当て字も面白い。夏目先生のお蔭もあってか、現代の日本語の派生が広がったと言っても過言でない。 なんと素晴らしい言語なんだろう。「話すのも読むのも面白い!」 ただ、悪い日本語は、熟語の連発ではなかろうかと思っています。 先日ある方から、僕のG+の投稿したことに対する反論がありました。 相手の名前は伏せますが、まるで40年ぐらい前の三流左翼学生のアジ演説の様なものでした・・・ただ単に熟語の並べただけの意味の通じない内容に稚拙さを感じました。 ひらがなを緩衝材として入れることによって、日本語が柔らかく感じる。 そして良い言葉になるのではないかと思います。そしてまた日本語の妙を感じる事が出来る。そこに論理的なプロットが入れば、知性溢れるいい文章が完成するのではないかと感じるのです。 この作品を読んで、「ほぉ~」っと感じることが多々ありました。 ※作者の「あとがき」より抜粋 『―日本語への愛着が薄れ、読書が衰退したら日本は滅びる―』 有難うございます。勉強になりました 感謝!
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