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キネマの文學誌

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 地方小出版流通センター |
発売年月日 | 2006/12/01 |
JAN | 9784880322803 |
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キネマの文學誌
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
★映画を好む人には弱虫が多い/太宰治「弱者の糧」1941年★ 「浅草でキネオラマなるものを見る」 石川啄木「日誌」1908(明治41)年8月21日 久しぶりに秋山清の「『エロス+虐殺』についての随想的感想」を再読してジンジンきています。 この映画エッセイを発表誌で読みた...
★映画を好む人には弱虫が多い/太宰治「弱者の糧」1941年★ 「浅草でキネオラマなるものを見る」 石川啄木「日誌」1908(明治41)年8月21日 久しぶりに秋山清の「『エロス+虐殺』についての随想的感想」を再読してジンジンきています。 この映画エッセイを発表誌で読みたくて『映画評論』のバックナンバーを『映画批評』と共に血眼で収集しまくったのは中学生から高校生にかけて、あれからもう随分経ってすっかり忘れていて新鮮でした。 この本は石川啄木に始まり夏目漱石・芥川龍之介・志賀直哉・川端康成・谷崎潤一郎・坂口安吾・阿部和重を経て川本三郎で終わる明治・大正・昭和・平成に活躍した著名な詩人や作家や評論家その数なんと総勢110人の、映画評論・エッセイを合計120編も収録している前代未聞で空前絶後のアンソロジーです。 著者とタイトルを見ただけでザッと3分の2は読んだ記憶があり、あやふやなものはわが映画本の本棚で確認しましたから間違いありませんが、私はこのとんでもなく豪華で高価な本を思い切って購入しました。かつて苦労して集めた映画本の飛び切りのエッセンスが詰まったこの本が一目で気に入ったからです。 中川信夫の名作『東海道四谷怪談』を主体にして書かれた種村季弘の怪奇映画論、三島由紀夫の『地獄に堕ちた勇者ども』評、『太陽はひとりぼっち』を肴にした福永武彦の内面的なミケランジェロ・アントニオーニ論、萩原朔太郎の『アッシャー家の末裔』評、石原慎太郎の『理由なき反抗』評、『二十四時間の情事』を熱狂的に愛する山川方夫のマルグリット・デュラス論、大西巨人の『陸軍残虐物語』を元にした戦争映画論、松本清張のヒッチコックを中心としたスリラー映画評など、その文学作品から受けるイメージぴったりもあれば、断固として裏切られて唖然とするものもありますが、それは読んでご自分で確かめる楽しみに挙げないでおきましょう。 ほとんど間違いなく今までにない見事な映画に関する本なのですが、ただひとつ残念ながらいわゆる不朽の名作・古典に偏重している傾向があり、たとえば私の好きな西部劇やアメリカン・ニューシネマに関する映画評がなおざりにされているのが少し不満といえば不満です。 私はしばらくの間この中の一つ一つを味わいながらDVDを見たり古いノートを紐解いたりして楽しむことでしょう。 レビュー登録日 2011年07月19日 推敲(更新)日 2012年12月18日
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明治から現代までの詩人、小説家、評論家などの文学者が観た映画の評論、随筆、日記、対談、インタビューなどが載ってます。けっこう値がはる本で私だったら買いません。どこかの宣伝でみて本屋に注文し取り寄せたものの、いらなくなった人からもらい受けました。よしもとばななが「ショーシャンクの...
明治から現代までの詩人、小説家、評論家などの文学者が観た映画の評論、随筆、日記、対談、インタビューなどが載ってます。けっこう値がはる本で私だったら買いません。どこかの宣伝でみて本屋に注文し取り寄せたものの、いらなくなった人からもらい受けました。よしもとばななが「ショーシャンクの空に」について語っているのを見つけたときはちょっとテンションがあがりました。そうそうたる文学者が執筆してるのに結局そこかよ!!ってつっこまれそうですが。
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