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子ねずみラルフのぼうけん あかね世界の児童文学
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子ねずみラルフのぼうけん あかね世界の児童文学

ベヴァリー・クリアリー(著者), 谷口由美子(著者)

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子ねずみラルフのぼうけん あかね世界の児童文学

定価 ¥1,078

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あかね書房
発売年月日 1982/04/01
JAN 9784251062086

子ねずみラルフのぼうけん

¥330

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2016/08/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

基本図書なので、読んだ。 古い “山が見えるホテル” の二一五号室の壁の節穴には、子ねずみのラルフがすんでいた。 この部屋の宿泊客のキース少年は、すてきなおもちゃの赤いオートバイを持っている。 オートバイを介して、ふたりは友達になる。 「神様にちかって」おもしろい! 「ブル、ブルッ、ブルルーン。」とオートバイにエンジンがかかった瞬間、現実を飛びこえられた。 ねずみと人間の言葉の問題も、「オートバイがすきでたまらないねずみと少年が、おたがいにわかりあえないはずはないじゃありませんか。」という文章で、すんなり解決することが、物語を読む喜びだ。 はじめはまったくの子どもの口調だったキースが、ラルフ出会うことで、自分より小さなものに対してお兄さんのようになる。 オートバイを乗り回すラルフの描写は楽しくて、色々な高さや角度から、ラルフを見ているような感覚で読んだ。 色々なピンチをなんとか乗り越えるけれど、すべてうまくいくわけではないところなどは、現実的なのだ。 「ぼくは、はやく大きくなりたくていそいでるんだ。そこが、やっかいなところなのさ。子どもっぽいことはしたくない。大きなことがしてみたいんだ。りっぱなことをね。はやく、おとなになりたいんだよ。」 このせりふ以降、キースとラルフの友情が対等になったと感じた。 大きくなりたい、色々なことをしてみたい、子どもじゃないんだ、とはやる気持ちは、男の子のほうが強いのかも知れない。 キースのために救急車でアスピリンを運ぶラルフなんて、もう最高。 ここでもやはり、はらはらさせられるのだけれど、それがまた楽しかった。 ラルフやねずみ一家が、 “山が見えるホテル” でバイクを乗り回しているのを想像すると、キースと同じように、小さい読者もこれからが楽しくなるのではないだろうか。

Posted by ブクログ

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