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江戸の女と恋愛観 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2011/04/14 |
JAN | 9784575713749 |
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江戸の女と恋愛観
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江戸の女と恋愛観
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お江戸の事情は、実に明け透けでフルオープンだったんですなー。良い時代だった、と言って良いかどうかは何ともだが。肉食系女子とか生易しい。猛禽類だな。すぐにヤル。とにかくヤル。ちょいと小粋な男がいればヤル。そこのお前さん、こっちこっち。寺で、神社で、森の木陰で、縁側で、長屋で。 ま...
お江戸の事情は、実に明け透けでフルオープンだったんですなー。良い時代だった、と言って良いかどうかは何ともだが。肉食系女子とか生易しい。猛禽類だな。すぐにヤル。とにかくヤル。ちょいと小粋な男がいればヤル。そこのお前さん、こっちこっち。寺で、神社で、森の木陰で、縁側で、長屋で。 まあ、性事情については盛んだったようです。 さて、それより興味深かったのは江戸時代の女性のファッションやメイク事情。 化粧は女の身だしなみってのは古今東西変わらないね。文化文政期1800年頃には、今で言うトータルビューティ雑誌があったそうで。『都風俗化粧傳』何とこの本は大正時代まで出版され続けたらしい。そこには女の髪型や顔立ちの違いによる化粧法の指南が図入りで細かく紹介される。中でも江戸の女が化粧法で最もこだわったのが、美白。抜けるような白い肌。 足繁く湯屋へ通って、石鹸の代わりに糠でせっせと玉の肌を磨き上げたそうな。野バラから蒸留水を抽出した「花の露」や、「江戸の水」なんて化粧水がブレイクしたんだって。 その時々のシーンに合わせた肌の見え方の違いを意識したそうだ。今で言えば、エステに行って、オーガニック製品にこだわってと言ったところか。 文政期に出版された『溶顔美艶考』では、船で遊びに行く時は太陽光の下で見られることになるので、素肌を活かした薄化粧をオススメしている。屋外、屋内での光の違いや、至近距離で見られることまで意識しろというわけだ。 リップメイクも流行り廃りがあったそうで、唇の中央にポイント置いたり下唇だけ濃い色にしたり。『都風俗化粧傳』によると口が大きめの人は薄く、小さめの人はぽってりと濃く紅を引くのが文化文政期の流行だったとか。 当時、紅は非常に高価だったため、庶民は少量の紅で最新流行の唇を演出できるように墨などをひいた唇に紅をさす節約術を編み出したという。少しでも美人に、可愛らしく見られたいといういじらしい女心は昔も今も変わらない。
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