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切られたページは知っている 探偵チームKZ事件ノート 講談社青い鳥文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/04/13 |
JAN | 9784062852098 |
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商品レビュー
3.1
11件のお客様レビュー
KZシリーズ二作目、かなりシビアな事件。中学受験も迫っていて、「全部落ちて公立の学校に行くことになったらイジメられるに決まってる」といった不安もなかなかにリアル。
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▼藤本ひとみさん/住滝良さん、の、「名探偵KZ(かっず)シリーズ」第2弾。小3の娘がむさぼり読んでいるので親バカ心配性で確認読破。 ▼「それぞれ性格に問題があるが、みんなイケメンで秀才で勝ち組で、煎じ詰めれば善良である男子四人組」と「偶然その四人と塾で特殊クラス(5人しかいない...
▼藤本ひとみさん/住滝良さん、の、「名探偵KZ(かっず)シリーズ」第2弾。小3の娘がむさぼり読んでいるので親バカ心配性で確認読破。 ▼「それぞれ性格に問題があるが、みんなイケメンで秀才で勝ち組で、煎じ詰めれば善良である男子四人組」と「偶然その四人と塾で特殊クラス(5人しかいない)で一緒になった、そこそこしか勉強も出来ず、特段の美人でもなく、友達作りも上手く行かないコンプレックスだらけの主人公女子」という、男4:女1のグループが、まず出来ていて、なんだか良く分からないけど「俺たちはこのグループで仲間だから」と、周辺で起きる事件に「少年少女探偵団」として挑みながら、仲良くなっていく・・・・という基礎設定で。 ここまでで十分、「つまり、女子主人公にとって実に都合の良い設定であるな」という、これは批判では無く称賛です。 ▼話は女子主人公(アーヤ)の一人称で、この心理描写が、特に、事件の段取りについて以外の、基本的なグループの人間関係についての心理描写がいちばんの見せ所です。 「特段の撮り得が無い、面白いことが起こらない自分の人生。友人関係も不安ばかり。なんだけど、こんな素敵な仲間が出来た。この仲間を大切にしたい。この関係をずっと続けたい」 という基本ベースがあり、 「あ、今、わたし、嫌われたのかも・・・・」 「あ、今、わたし、邪魔者扱いされたかも・・・」 「あ、わたし、役に立ってない・・・」 みたいな不安と戦いながら、事件に挑み、 「あ・・・今わたし、女の子扱い(ヒロイン扱い)された(嬉しい!)」 「ひょっとして〇〇君、私のことが好きなの!!??」 みたいなことが織り交ぜられる、というメニューです。 (あとそこに、小6設定なので、中学受験への恍惚と不安が綴られて、それはそれでけっこうザラっとしたら肌触り) ▼というわけで、事件そのものは道具なんですが、もちろんそれはそれで大事。 今回は、けっこうハードで、 【結婚に失敗した中産階級の若い女性が、気鬱になり、幸福そうな隣家の赤ちゃんを誘拐した】 という事件を解決。でもそっちの方の人間模様に、ぐぐぐっと入っていったりは、全くしません。(まあ、名探偵たちがみんな小6だからな・・・)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すごい場面が 描写されていた 「青い鳥文庫」でこんな場面が描けるんだ 動機 行動 淡々と描写されている分 寒くも感じる なんだろう あのガラスの仮面の狼少女ジェーンの物語の 前身を見たような この話ですら 事実に基づいている物語だからね 思いをしっかり描くのだけではなく ただ事実を描くのが恐ろしい
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