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ブッダの贈り物
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学研マーケティング |
発売年月日 | 2011/01/14 |
JAN | 9784056061734 |
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ブッダの贈り物
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スリランカから来日し、初期仏教の思想を数々の書籍で紹介している長老スマナサーラと瀬戸内寂聴、養老孟司、宮崎哲弥などとの対談や、スマナサーラの名言集などが収められている。 仏教は宗教ではない、というスマナサーラのコトバは、象徴的である。 この本のどこにも、お仕着せがましい崇拝強制的な匂いはしないし、排他的な思考の微塵も感じさせない。 そして、そのテーマは、本当に宗教的ではないのだ。 いくつかフレーズを抜いてみると・・・・ ------ 仏教における「無知」は、知ることが出来ないという状態。これは、一番たちが悪い。怒るのも、欲張るのも、他の様々な罪を裏で手引きしているのも無知。忙しいというのも、同じように「無知」であることの表れである。 安定という妄想を追ってはいけない。無常を認める勇気を持ち、日々変わる状況に対応していく努力を続けることこそが必要。 不安になるのは、安定を当たり前だと思うから。変化を当たり前だと思えば、いつでも期待通りのことが発生する。だから、変化にも自然に対応できてくる。だから、イライラもしない。瞬間瞬間、この一瞬で何が出来るか、集中して仕事をすればよい。 世界を偏見なしに、おもしろがって見てみよう。脳がフル回転している大知識人は、ただ軽々と世界を偏見なしに面白がって見ている。知ること自体が面白くてたまらないので、得た知識に執着しない。 自我に邪魔されない分、思考はシンプルで、小学生でもその話を聞いて理解できる。しかも、その思考は、革命すら起こすほどの大胆さも持っている。 ------- どうだろう、宗教と言うよりは思想、哲学の語り口だ。 とても平易に、そして中心をぶらさない。 素晴らしいコトバの使い手だと思う。 ということで、このMOOK、なかなか優れものでした。 よい対談相手とのダイアログが収録されていることもあるが、ポイントの抑え方が大変よろしい。(生意気な言い方ですがw) 瞑想のやり方まで指南されている。 編集者の方が、とても優秀なのでしょうね。 MOOK本なので、インスタントな実践書であることは間違いないのだが、たまにはこんな手抜きも許してもらおう。 でも、スマナサーラの本は何か一冊読んで見なければならないな。
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100冊以上の初期仏教本を執筆しているスマナサーラ師の主張が、この1冊でつかめるように編集されたムック本。瀬戸内寂聴氏や養老孟司氏との対談、テーマごとのオススメ本をまとめたブックガイドなど、貴重な企画が満載されている。師の「無常」に対する考え方は、私には非常に受け入れやすいもので...
100冊以上の初期仏教本を執筆しているスマナサーラ師の主張が、この1冊でつかめるように編集されたムック本。瀬戸内寂聴氏や養老孟司氏との対談、テーマごとのオススメ本をまとめたブックガイドなど、貴重な企画が満載されている。師の「無常」に対する考え方は、私には非常に受け入れやすいものであり、他の著作も色々読んでみたいと思った。 下の引用は、「宗教」だけでなく、「政治」だろうが「ビジネス」だろうが「研究」だろうが、あらゆる人間活動に共通して言える問題だと思う…。
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