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いま、釈迦のことば 朝日文庫
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いま、釈迦のことば 朝日文庫

瀬戸内寂聴【著】

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いま、釈迦のことば 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2011/04/07
JAN 9784022645999

いま、釈迦のことば

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2021/01/16

1922年生まれですので、御年99歳! 本書の文庫本出版が2011年ですので、この時点で89歳。釈迦の言葉をやさしく解説した仏教入門書です。 岡本かの子の評伝小説執筆をきっかけにして得度したのが51歳。その後も、執筆しながら脳死による臓器移植反対、原発反対、死刑制度反対と、社会問...

1922年生まれですので、御年99歳! 本書の文庫本出版が2011年ですので、この時点で89歳。釈迦の言葉をやさしく解説した仏教入門書です。 岡本かの子の評伝小説執筆をきっかけにして得度したのが51歳。その後も、執筆しながら脳死による臓器移植反対、原発反対、死刑制度反対と、社会問題に積極的にかかわる闘う尼僧というラジカルなスタンスが特徴です。こんなこともありました。 2000年には岡村勲の手記に感銘を受けて犯罪被害者の会の設立に関与したが、2016年10月6日、日本弁護士連合会が開催した死刑制度に反対するシンポジウムにて、瀬戸内がビデオメッセージで死刑制度を批判した上で「殺したがるばかどもと戦ってください」と発言し、批判を受けた。この発言に対して会場にいた全国犯罪被害者の会(あすの会)のメンバーや犯罪被害者を支援する弁護士(「あすの会」顧問の岡村勲ら)らは「被害者の気持ちを踏みにじる言葉だ」と抗議した。また、この言葉について闇サイト殺人事件の被害者遺族(実行犯3人全員に対する死刑を求めたが、この事件の裁判で死刑が確定したのは1人のみだった)は2016年12月17日に犯罪被害者支援弁護士フォーラムが東京都千代田区の星陵会館ホールで開いたシンポジウムで基調講演した際にこの言葉を非難し「(なぜ死刑制度に賛成する我々被害者遺族が)『殺したがるバカども』と罵倒されなければならないのでしょうか。この言葉は(実際に人を殺した)加害者に向けるべき言葉ではないでしょうか」と真っ向から反論した。(ウィキペディア) 本書でも引用されていますが、仏典通り「殺してはならぬ」「怨みは永遠に尽きないのか」で不殺生と怨みの連鎖を断ち切る「恨みに報ゆるに徳を以てす」という立場のようですが、「殺したがる馬鹿ども」という言葉は加害者(予備軍)に向けられるべきという被害者家族からの反論は当たり前です。私は、社会的な私刑の連鎖を起こさないためにも、法律がありその1つの装置として「死刑制度」が存在しているという立場です。そもそも「殺人」がなければ「死刑制度」も必要ないわけですが、悪魔に魂を売った極悪人も存在しているのが現実なわけで、そこを真っ先に批判せず「制度」だけを批判するのはお門違いというモノです。 本書で最も響いた言葉は、「心がすべての根源にある」「この世は心により動かされ、また心により悩まされる。ただ心なる1つのものありて、すべてを隷属させるのだ」です。 人は心の持ち方ひとつで見る世界が変わる・・ということですね。 年譜: 1956年 『女子大生・曲愛玲』で新潮同人雑誌賞を受賞 1961年 『田村俊子』で田村俊子賞を受賞 1963年 『夏の終り』で女流文学賞を受賞 1973年 岩手県平泉町の中尊寺で得度、尼僧となり瀬戸内寂聴に 1987年 岩手県浄法寺町(現・二戸市)の天台寺住職に就任 1988年 敦賀女子短期大学学長就任 1992年 『花に問え』で谷崎潤一郎賞を受賞、敦賀女子短期大学学長退任 1996年 芸術選奨文部大臣賞(文学部門)※小説『白道』の成果による 1997年 文化功労者に選ばれる 1998年 NHK放送文化賞受賞。『現代語訳 源氏物語』全20巻完結 2000年 徳島県徳島市名誉市民 2001年 『場所』により野間文芸賞受賞 2002年 徳島県立文学書道館が竣工し、館内に瀬戸内寂聴記念室が設置される。同時に母校の徳島県立高等女学校(現徳島県立城東高等学校)が100周年を迎え寂聴奨学金を設立。 2005年6月 天台寺の住職を引退 2006年2月 オペラ『愛怨』(作曲/三木稔)の台本を手がける 2006年3月 第73回NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部の課題曲「ある真夜中に」を作詞(合唱曲。作曲/千原英喜) 2006年11月 文化勲章を受章 2006年11月1日 源氏物語千年紀のよびかけ人となる 2006年12月31日 第57回NHK紅白歌合戦の特別審査員になる 2007年3月 延暦寺の直轄寺院「禅光坊」の住職に就任 2008年 憲法9条京都の会(代表世話人) 結成。新潟市主催の第3回「安吾賞」受賞 2011年 『風景』で泉鏡花文学賞受賞 2018年 2017年度朝日賞受賞、句集『ひとり』で第6回星野立子賞受賞、第52回蛇笏賞候補。 2019年 第11回桂信子賞受賞

Posted by ブクログ

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