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日本語社会のぞきキャラくり 顔つき・カラダつき・ことばつき
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日本語社会のぞきキャラくり 顔つき・カラダつき・ことばつき

定延利之【著】

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日本語社会のぞきキャラくり 顔つき・カラダつき・ことばつき

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三省堂
発売年月日 2011/03/26
JAN 9784385365251

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2022/03/06

「ヴァーチャル日本語役割語の謎」が役割語という言葉自体 に注目したものだったのに対し、この本は日本語において 発話者の性別や年齢、格や品=キャラクタによって、その 発話のみならず仕草や文字までが変わってくることを指摘し その研究が大切だと言う。「役割語の謎」のような推理的な 楽し...

「ヴァーチャル日本語役割語の謎」が役割語という言葉自体 に注目したものだったのに対し、この本は日本語において 発話者の性別や年齢、格や品=キャラクタによって、その 発話のみならず仕草や文字までが変わってくることを指摘し その研究が大切だと言う。「役割語の謎」のような推理的な 楽しさがあるわけではなく、当初今一つ響いてこなかった のだが、外国人が日本語を使う際にキャラクタが合わず、 変な言葉遣いになるという実例に触れ納得がいった次第。 生きている言葉の最前線のトピックということもあり、研究 はなかなか難しいだろうが、これからの展開にも期待して いる。

Posted by ブクログ

2022/01/04

「言語のあり方」よりは「言語の用い方」というものが 本著の指す「キャラクタ」の構成をなす中で 言語教育やコミュニケーションの機微にどれほど影響を及ぼしているか。 古今東西の事例を示しながら考察していく。 日本語修学者の言葉遣いが我々ネイティブから見て、文法的には正しくも一言で説...

「言語のあり方」よりは「言語の用い方」というものが 本著の指す「キャラクタ」の構成をなす中で 言語教育やコミュニケーションの機微にどれほど影響を及ぼしているか。 古今東西の事例を示しながら考察していく。 日本語修学者の言葉遣いが我々ネイティブから見て、文法的には正しくも一言で説明しがたいような違和を覚えることは実感の伴う議題であるが それが逆の立場、あるいは日本人同士の意思疎通においても近似した問題を孕みうることを それでは何が正しいのという極点にたどり着かずとも、なぜそのような齟齬が生じうるかは、本書のような細部への視点から一度見つめ直すべき課題なのかもしれない。

Posted by ブクログ

2016/02/24

 最近、犬が「ウソぴょーん」、「よろぴくぴく」と言っているCMをよく目にする。そのCMは、ソフトバンクの「ギガ割り」だ。著者は、「ぴょーん」や、「ぷーん」のような、「日本語の文の最終末に現れ得るのは終助詞である。終助詞の後に終助詞以外のことばが付くことは無い」とこれまでの文法では...

 最近、犬が「ウソぴょーん」、「よろぴくぴく」と言っているCMをよく目にする。そのCMは、ソフトバンクの「ギガ割り」だ。著者は、「ぴょーん」や、「ぷーん」のような、「日本語の文の最終末に現れ得るのは終助詞である。終助詞の後に終助詞以外のことばが付くことは無い」とこれまでの文法では考えられている」と述べている。  ところが言葉は生き物なので、変化形が登場する。先に挙げた「ぴょーん」がいい例だ。著者いわく、これまで想定されていなかった、「キャラ助詞」とでも言えそうな品詞を発見したかもしれないということであると述べている。  「コミュニケーションやことばの研究に、キャラクタという考えを取り入れる必要がある」と述べているが、現代日本において現実の社会、マンガ・ドラマなどの空想の世界を問わず、いろいろなキャラクタ―が登場して、コミュニケーションが行われている。そこに注目すると新しいコミュニケーションの研究成果が出てくるかもしれないので面白い。  意外に思ったのが、「~でおじゃる」という表現だ。平安貴族の言葉ではなく、実は、室町時代から江戸時代の京都の庶民のことばであった。と言っても今更「おじゃる丸」の話し方を変えるわけにはいかないからなあ。  

Posted by ブクログ