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裁かれた命 死刑囚から届いた手紙
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/03/30 |
JAN | 9784062168366 |
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裁かれた命
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商品レビュー
4.3
19件のお客様レビュー
続けて堀川惠子さんの本を読む。 じゃぁ被害者の立場は?という思いはあるけれど、それでもやはりわたしは簡単に死刑制度が存続するべきだとは言えない。 何度もうなづける言葉が出てきた。 特にあとがきの「そして、私たち」の中の文章は、うむうむと思って読む。 人が人を裁くことの重み。...
続けて堀川惠子さんの本を読む。 じゃぁ被害者の立場は?という思いはあるけれど、それでもやはりわたしは簡単に死刑制度が存続するべきだとは言えない。 何度もうなづける言葉が出てきた。 特にあとがきの「そして、私たち」の中の文章は、うむうむと思って読む。 人が人を裁くことの重み。 そこにある背景。
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内容(「BOOK」データベースより) 一九六六年(昭和四一年)、東京・国分寺市で一人の主婦が被害者となった強盗殺人事件が発生した。四日後に逮捕された二二歳の犯人・長谷川武は、裁判でさしたる弁明もせず、半年後に死刑判決をうけ、五年後には刑が執行された。その長谷川死刑囚が、独房から関...
内容(「BOOK」データベースより) 一九六六年(昭和四一年)、東京・国分寺市で一人の主婦が被害者となった強盗殺人事件が発生した。四日後に逮捕された二二歳の犯人・長谷川武は、裁判でさしたる弁明もせず、半年後に死刑判決をうけ、五年後には刑が執行された。その長谷川死刑囚が、独房から関係者に送っていた手紙が残されていた。とくに事件の捜査検事だった土本武司は、当時、手紙に激しく心を揺さぶられ恩赦へと動き出そうとしたほどだった。人が人を裁くことの意味を問う、注目のノンフィクション。 死刑制度に関する本は何冊か読んでいるけれど いくら考えてみても是非の答えは出ない。でもどちらかというと死刑廃止論者ではないし 世の中の凶悪な事件に対して無意識のうちに「応報刑」の考え方を持っていたと思います。 しかしこの本を読んで人が人を裁くことの難しさを考えさせられ 立場の違いで考えは正反対な意見にもなり得るなぁと思いました。 この感想を書く前に以前テレビで放送された〝「死刑裁判」の現場 検事と死刑囚の44年 捜査検事に届いた死刑囚からの手紙9通〟を観て土本検事の気持ちにとても共感しました。テレビ番組で土本検事の苦悩がよくわかります。 あの時代の検事としての判断は間違ってなかっただろうし 「死刑制度がある以上、特段の事情がないのに死刑を執行しないのは法治国家を破壊する」という意味もよくわかります。 現在ならきっと死刑判決はでなかっただろうと思うし 更生出来る人だったんじゃないかとこの本を読んで強く感じました。 「もう一歩、深く重いところで人の命を考えると、できれば(死刑制度は)ないほうがいい」と語っていて 人としては違う結論になってたかもしれない。 裁判員制度が始まって数年経つが 死刑制度や裁判に関する事についてほぼ無知な人達が人を裁いてもいいのだろうかと改めて思いました。 数年前に子供の同級生のお母さんが裁判員に選ばれたと聞き 人ごとではない身近なことに感じていた時期がありました。人を裁くなんてとても考えられず 自分の出した答えが他人の人生を左右させたと嫌悪感を抱きながらその後の日常を過ごさないといけない苦悩に耐えられるのか... けれど以前「死刑執行人の苦悩」を読んだ時にも思いましたが 世の中には誰かがしないといけないことをやっている人もいるんだよなぁ...と... 殺人を犯していい理由なんてどこにも見つからない。けれど人が人を完璧に裁けるとも思えない。
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裁判員制度のニュースも、気になっていたけれど死刑判決の是非についてまで考えなかった。無知の涙に繋がるもの、格差、貧乏、という人間らしく生きる権利の保障こそが、犯罪をなくす事になるということ。簡単ではないが、そういう視点を持つことが大事と教えられた。しかし、難しい❕
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