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ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学 PHPサイエンス・ワールド新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 2011/03/22 |
| JAN | 9784569796550 |

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ダンゴムシに心はあるのか
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商品レビュー
3.5
72件のお客様レビュー
第一章「心とは何か」を読んで正直なところ著者の言う心の定義がピンと来ず、まあそのうち分かるかもと思って読み進めたら読み終わる頃にはだいぶイメージできてきた気がした。ダンゴムシにも喜怒哀楽があるんですね!みたいな話ではとりあえずないし、そういう話じゃなくて良かった。未知の状況に観察...
第一章「心とは何か」を読んで正直なところ著者の言う心の定義がピンと来ず、まあそのうち分かるかもと思って読み進めたら読み終わる頃にはだいぶイメージできてきた気がした。ダンゴムシにも喜怒哀楽があるんですね!みたいな話ではとりあえずないし、そういう話じゃなくて良かった。未知の状況に観察対象を置くことで見られる観察対象の予想外の動きから、どうやらあるっぽいなーと感じられる「内なるそれ(観察対象)」の話だった。と理解した。 「バッタを倒しにアフリカへ」や「僕には鳥の言葉がわかる」を読んだ時にも思ったけど、実験手法の話って面白い。
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心の定義の提案から始まる本書。 「心という言葉」は抽象的だからこそ、捉えどころがない。 非日常の代表である科学の現場では、心という言葉によって把握されるのは、「脳の一機能」あるいは「脳の一部分」という概念。 一方で、心が「脳の特定部位」ならば、その機能を失った同僚に対して、科...
心の定義の提案から始まる本書。 「心という言葉」は抽象的だからこそ、捉えどころがない。 非日常の代表である科学の現場では、心という言葉によって把握されるのは、「脳の一機能」あるいは「脳の一部分」という概念。 一方で、心が「脳の特定部位」ならば、その機能を失った同僚に対して、科学者は、心を失った人と扱うことはないだろう。その同僚を前にして「彼には心がある」とその科学者が把握する概念が日常的な心の概念であり、それは、「私の内にあるもう一人の私」だとする。 そこから発展して、心の日常的な概念、内なるわたくしは、「隠れた活動部位」であり、普段は抑制されているものの未知の状況に遭遇すると発現してしまうとする。 その定義によれば大脳をもたないダンゴムシにも心があると言える。 面白い。心に対するこの捉え方は初めて知ったので、ワクワクした。
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ダンゴムシに心があるかの研究。「石に心があるか」などの議論から敷衍的にダンゴムシの心を導くが、綱引きしたダンゴムシの馬乗り行動が見られるなど、興味深い論点もある。 読んで思ったのが、石にも心があるという議論をするならば、逆に「心のなさ」を導く議論をするのは難しいよね。ダンゴムシ...
ダンゴムシに心があるかの研究。「石に心があるか」などの議論から敷衍的にダンゴムシの心を導くが、綱引きしたダンゴムシの馬乗り行動が見られるなど、興味深い論点もある。 読んで思ったのが、石にも心があるという議論をするならば、逆に「心のなさ」を導く議論をするのは難しいよね。ダンゴムシにもきっと心はあると私は思うけど、「サボテンに感情があるというが、あってどうするんだろう」という漫画の話と似ていて、ダンゴムシに心が「あってどうするんだろう」という議論になる気がする。そういう議論にも面白さはあるけど、ないことの証明があることの証明より難しいとはよく言ったもので、ない、無意味、という議論自体が閉じられている気もするよね。 とはいえ、このダンゴムシの行動の研究は、心理学的な、もしくは哲学的なパースペクティブに一石を投じるものであることは言うまでもないことだが。じゃあ、私の関心領域に照らして言うなら、「木に心はあるか?」「菌に心はあるか?」になるね。これもこの人に是非研究して欲しいなぁ。
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