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日本文学史 近世篇(2) 中公文庫
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日本文学史 近世篇(2) 中公文庫

ドナルド・キーン(著者), 徳岡孝夫(訳者)

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日本文学史 近世篇(2) 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2011/03/25
JAN 9784122054493

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みんなの感想まとめ
  • 近世文学研究
  • 浮世草子解説
  • 源氏物語魅力
  • 井原西鶴作品
  • 深い人間理解
  • 文化変遷考察
  • 文楽演出進化
  • 和歌国学探求
  • 歴史的背景分析
  • 感情の深層探求

日本の近世文学の豊かな世界を深く掘り下げる内容で、特に『源氏物語』の魅力が際立っています。物のあはれや人間の感情に触れ、善悪を超えた深い理解を促す作品として評価されています。また、浮世草子や歌舞伎、浄瑠璃、国学と和歌など、各ジャンルの流れや代表的な人物、作品が詳しく解説されており、時代の背景や文化の変遷を理解する手助けとなります。井原西鶴や近松門左衛門といった著名な作家の作品も紹介され、読者は彼らの業績を通じて文学の発展を感じることができます。文楽に関する考察も豊富で、演出の進化や床本の複雑化についての理解が深まる一冊です。全体を通して、文学を楽しむだけでなく、文化への理解を深めるための貴重な資料となっています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2019/04/14

浮世草子、歌舞伎、浄瑠璃、国学と和歌、芭蕉以後の俳諧に触れる。以下、特に印象に残った箇所。 物のあはれの深さを書きのべたのが『源氏物語』であるから、儒仏の書にあるような善悪を書いているのではない。蓮の花を愛する人は、きたない泥水の中にそれを植えねばならないのと同様、『源氏物語』中...

浮世草子、歌舞伎、浄瑠璃、国学と和歌、芭蕉以後の俳諧に触れる。以下、特に印象に残った箇所。 物のあはれの深さを書きのべたのが『源氏物語』であるから、儒仏の書にあるような善悪を書いているのではない。蓮の花を愛する人は、きたない泥水の中にそれを植えねばならないのと同様、『源氏物語』中の好色とも見える恋のかずかずも、不義の泥のためではなく、人の世の蓮花を見んがためである。 宣長にとって『源氏物語』の偉大さは、まさにその蓮の花の美しさにあったわけである。儒仏の教にとらわれて物語の中に教訓を探し求めるのは、「植おふしたる(植え育てた)桜の木を、伐りくだきて、薪にしたらむがごとし」であった。人間のもっとも深奥の感情に直接触れ、教誨はもちろん合理的な説明をいっさい付加しようとしていないがゆえに『源氏物語』は、至高の藝術的創造をなしえたのである、という立場だった。 人が『源氏物語』を読むのは、楽しみながら善悪の道を学ぶためでもなければ、単なるひまつぶしのためだけでもない。それは、物のあはれを知る心を養うためである。そして、物のあはれの奥には神の道がある。 すべて人は、雅の趣をしらでは有ルべからず。これをしらざるは、物のあはれをしらず、心なき人なり。かくてそのみやびの趣をしることは、歌をよみ、物語書(ぶみ)などをよく見るにあり。然して古人のみやびたる情(こころ)をしり、すべて古の雅たる世の有さまを、よくしるは、これ古の道をしるべき階梯也。 p288

Posted by ブクログ

2015/03/22

文楽に関しては、ここに書かれている作品はほぼ実見しています。それだけに、ドナルド・キーン氏の知性が凡人の及ぶところではないことが、ひしひしとわかります。文楽は、文学的には近松でピークになり、その後は、人形や人形遣いの進化によって演出部分が発展し、芸能としての隆盛を築いたのですね。...

文楽に関しては、ここに書かれている作品はほぼ実見しています。それだけに、ドナルド・キーン氏の知性が凡人の及ぶところではないことが、ひしひしとわかります。文楽は、文学的には近松でピークになり、その後は、人形や人形遣いの進化によって演出部分が発展し、芸能としての隆盛を築いたのですね。床本が何故複雑化へと進化したか、俯瞰的に理解できました。文楽を理解する上で、ベースとなる文献です。

Posted by ブクログ

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