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ぼくが真実を口にすると 吉本隆明88語 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2011/03/11 |
JAN | 9784480428059 |
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ぼくが真実を口にすると 吉本隆明88語
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
吉本隆明の寸言を引き、それにまつわる著者自身の感想を記している本です。 「思想」という高みに上るのではなく、生活する者の目線から出てきた吉本のことばと、それに対する著者の共感が示されていて、興味深く読みました。ただ、「生活」と対峙しうるような「思想」があり、「大衆」と対峙しうる...
吉本隆明の寸言を引き、それにまつわる著者自身の感想を記している本です。 「思想」という高みに上るのではなく、生活する者の目線から出てきた吉本のことばと、それに対する著者の共感が示されていて、興味深く読みました。ただ、「生活」と対峙しうるような「思想」があり、「大衆」と対峙しうるような「知識人」がいた時代は、とっくに過去のものとなっているのに、著者のように「これは思想ではない」と意地を張る必要があるのか、という疑問もあります。 わたくしの印象では、吉本は自身はこの点について、著書よりも事態がよく見えていたのではないかという気がしています。むろん吉本も、丸山眞男批判などでは「知識人」の特権意識を舌鋒鋭く突いていましたが、『マス・イメージ論』から『ハイ・イメージ論』を経て、サブカルチャーも含めた広い意味での時評的な言論活動に入っていった吉本の姿勢には、そのようなある種の諦観が示されているように思えます。
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自分のために書かれたのでは、と思わされるほど響く言葉が沢山あった。砕けた意思、孤独、絶望など、生きていて個人的に実感している身近な体験について、否定も肯定もせず、でもしっかりと向き合っていく力をもらえた気がした。
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吉本氏の言葉を選出し、それに勢古氏の解説がつくスタイル。解説の俗っぽさも良いのかは不明だが、吉本哲学の端をかじることができる内容。かなり難しい人だ、という印象だったが、今後著書を読むハードルが少しは低くなった。ただ、やはりその言葉の咀嚼にはかなりのレベルが要求されることには違い...
吉本氏の言葉を選出し、それに勢古氏の解説がつくスタイル。解説の俗っぽさも良いのかは不明だが、吉本哲学の端をかじることができる内容。かなり難しい人だ、という印象だったが、今後著書を読むハードルが少しは低くなった。ただ、やはりその言葉の咀嚼にはかなりのレベルが要求されることには違いなかった。やはり難しい、というか含蓄があるため結局時間はかかるのだ、ということを理解した。解説本でなく、著書を直接読んでみたい。
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