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地獄花 祥伝社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2011/03/11 |
JAN | 9784396336585 |
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地獄花
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地獄花
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2016年、35冊目は、倒錯官能の巨匠、団鬼六が江戸時代の春本『烈女顛末記』を下敷きとして描いた、長編時代官能。 塚口権三郎は、播磨国姫路の出。その地で人を斬り、現在は下総の小沼一家の用心棒である。彼が斬ったのは、江藤道場の婿、卯兵衛。それも、騙し討ちであった。数年後、卯兵衛の...
2016年、35冊目は、倒錯官能の巨匠、団鬼六が江戸時代の春本『烈女顛末記』を下敷きとして描いた、長編時代官能。 塚口権三郎は、播磨国姫路の出。その地で人を斬り、現在は下総の小沼一家の用心棒である。彼が斬ったのは、江藤道場の婿、卯兵衛。それも、騙し討ちであった。数年後、卯兵衛の仇討ちに旅立ったのは、彼の妻で江藤道場の一人娘、女剣客の雪路。卯兵衛の弟、菊之助の義姉弟。しかし、この二人は、同郷の信吾の密告と権三郎の策により、捕らわれてしまう。 そして、そこから300p超におよぶ、凌辱と調教が始まる。しかもこれが36時間以内の出来事であるというコッテリ感。 団鬼六作品には、良く見られるが、重複表現(雪路の女体描写)がやたら多い。連載をまとめたものなら、仕方ない気もするが、それにしても、何度も、何度もリピートされる。個人的に、これはいただけない。 一方、勧善懲悪が成り立たない。この点はイイ。だからこそ、凌辱感や背徳感が増すというもの。だいたい、倒錯官能に勧善懲悪を求めるコト自体が、お門違いに思える。そんなモノは少年マンガにでも任せておけばいい。 トータルで少し甘めの★★★★☆。
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