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英語は女を救うのか 双書Zero
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2011/02/25 |
JAN | 9784480864109 |
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英語は女を救うのか
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商品レビュー
2.9
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
なんとなく近所の図書館で手にした本。英語とは。英語を身につけると女性は社会的に成功するのか。という、英語産業が白熱する日本の風潮を問い直す一冊。筆者と英語にかかわる女性36人のインタビューがもとになっている。始めのほうの、英語にはロマンティックな響き、白人男性などのおしゃれで洗練されたイメージがあり、同じ公用語のフィリピンやアフリカの国は考慮されていない。という部分にはぎくりとした。私もそういう偏った見方があるのだと思う。それに、今まで漠然と洋楽が好きで英語を勉強してきたけれど、帰国子女でもなんでもない純ジャパの私にいったいどこまで英語を身につける事ができるんだろう...なんてもやもやしてました。でもこの本を読んで、このように考えてる女性がとってもたくさんいるんだって分かった。それは趣味だったり私みたいに大学で勉強してる人だけでなく、通訳とか翻訳とか英語を仕事にしている人たちも多くてとても驚いた。 この本のタイトル、「英語は女を救うのか」という問いには答えが書かれていない。だが、この問いを追求し続けている女性たちの声を聞く事で、わたし自身が英語とどう向き合いたいのか考えるとてもいい契機となった。いつまでもぐずぐず迷ってないで、どんどんやりたいことをやろうと思う。ちょっと哲学的な気分になれる本でした。
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<参考文献> ・Robert Phillipson.1992. Linguistic Imperialism.Oxford University Press. 三浦信孝・糟谷啓介編『言語帝国主義とは何か』藤原書店 2000・・・少数派言語に対する言語差別、言語殺戮 ・津田幸男『英...
<参考文献> ・Robert Phillipson.1992. Linguistic Imperialism.Oxford University Press. 三浦信孝・糟谷啓介編『言語帝国主義とは何か』藤原書店 2000・・・少数派言語に対する言語差別、言語殺戮 ・津田幸男『英語支配の構造ー日本人と異文化コミュニケーション』第三書館 1990・・・英会話中毒、英会話アレルギー 35 ・Sakai Junko.2004. The Clash of Economic Cultures:Japanese Bankers in the City of London. London:Transaction Publishers ・藤田結子『文化移民ー越境する日本の若者とメディア』新曜社 2008 ・加藤恵津子『「自分探し」の移民たちーカナダ・バンクーバー、さまよう日本の若者』彩流社 2009 ・・・一生懸命英語を身に着け(あるいは身に着けようと)海外に乗り出したものの、そこでもまた夢破れてしまう日本女性の姿 ・大石俊一『英語帝国主義に抗する理念ー「思想」論としての「英語」論』明石書店 2005・・・79 英語がわかる人間とわからない人間の間に優劣意識、敵対意識、疎外感情が引き起こされている <メモ> ・女たちが英語にお金を注ぐのは「あこがれ」の消費だ 英語にまつわるきらびやかなイメージ、イケメン白人男性 ・仰ぎ見られるはずの英語の先生が、実は過密スケジュールや低賃金で悩んでいて、英語が使えない上流階級の奥様に「使われている」現状 ・経済的・社会的に弱い女性が語学学習に励む・海外移住に夢を抱くのも、個人的なようでいて政治的な力が働いている。そしてそれをあおる英語産業。 ・正社員には正社員の、フリーにはフリーでの悩みがある。翻訳は奴隷の、下っ端の仕事・・・
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英語は女を救うのかどうかの答えは書いてないが、今まで考えたこともない切り口で女性と英語のイメージについて再認識させられた。
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