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九鬼周造「いきの構造」 ビギナーズ 日本の思想 角川ソフィア文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川学芸出版/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2011/02/24 |
| JAN | 9784044072223 |
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九鬼周造「いきの構造」
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九鬼周造「いきの構造」
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
いきな江戸っ子。 落語などで江戸文化に触れると、「いき」という言葉を耳にすることがある。 この「いき」とはどういうものなのか。本書は、「いき」について論じた哲学書である。 本書に書かれている、「いき」の3大要素は下記のとおりだ。 1.媚態 2.意気地(いきじ) 3.諦め ...
いきな江戸っ子。 落語などで江戸文化に触れると、「いき」という言葉を耳にすることがある。 この「いき」とはどういうものなのか。本書は、「いき」について論じた哲学書である。 本書に書かれている、「いき」の3大要素は下記のとおりだ。 1.媚態 2.意気地(いきじ) 3.諦め そして、「いき」を理解するための重要なキーワードは、「つかず離れずの二元性」である。 「いき」に対して抱いていたイメージとは、だいぶ違うのではないだろか。私は「いき」を「スマートでカッコいい」くらいにしか思っていなかったので、全く違っていた。第一要素として媚態が挙げられているが、特に異性という概念は抜け落ちていた。 3要素のポイントを引用してみたい。 ●媚態について。 完全な媚態とは、異性同士の関係において、常に、その関係がどうなるかわからないという不安定さを絶対的な条件とするものなのである。(p37) ●意気地について。 「いき」には江戸前らしい張りきり、勇ましさがなければならない。 (中略) 「いき」は相手の気をひこうとする媚態でありながらも、なお異性に対して突き放して見せる強さをも兼ね備えた意識なのである。(p38) ●諦めについて。 運命というものを心得て執着心を捨て、無関心に徹するありかたである。「いき」であるためには垢抜けていなければならない。あっさり、すっきり、スマートでなければならない。 以上の心構えが根本要素だが、二次的な要素として、外面に現れる「いき」についても考察している。第5章では、模様、建築、音楽などの芸術的表現にあらわれる「いき」について書かれている。ここでは一例として模様を挙げよう。 「いき」な模様は、つかず離れずの二元性をあらわしている縞模様である。横縞より縦縞が良い。 「いき」であるためには、縞が適当に粗く、単純で、二元性がはっきり見てとれることが大切(p112) ここでもやはり、「二元性」がキーワードとなっている。 * 「いき」は民族性と歴史を反映したものである。 著者の九鬼周造は、「いき」は体験しない限り、理解できないという。『いきの構造』が刊行された昭和5年ごろは、文化的にまだ江戸時代後期の名残があっただろう。服装は洋服ではなく和服だったし、音楽は長唄・清元・常磐津などの邦楽で、吉原などの遊廓もあった。体験して理解することは可能だったのだろう。一方、これらが身近に感じられない現代の日本人では、「いき」を体験的に理解することは不可能といえる。したがって、本書を読んでも「いき」を真の意味では理解することはできない。だが、ある程度は理解できるようになる。 最後に、本のヴァリエーションついて述べておこう。『いきの構造』は、岩波文庫、講談社学術文庫から出ている。本書は原典版ではなく現代訳なので、内容文章ともに読みやすい。いや、より正確に言うなら、読みづらくはない。哲学書なので、意味が分かりづらいところもある。しかし、原典版を読むよりは遥かに読みやすいだろうということは容易に想像がつく。 各章の前には解説が付いており、理解を助けるのに役立っている。巻末には、「九鬼周造の生涯と思想」と題された、24ページに渡る小伝がある。ここを最初に読むと、ドイツ・フランスに7年間留学したなかで学び取ったことが反映されていることがわかる。九鬼周造の生き方と、日本と西欧の比較文化論という枠組みを念頭において読むと、より理解が進むだろう。
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江戸時代の吉原遊郭などを題材に、日本人の美意識「いき」とは何かについて書かれた本。絶妙なバランスや 本来とずれていること 二元性 あきらめ 意固地 などがいきを理解する上でのポイントと書かれている。
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媚態(男女の駆け引き) 束縛、固定を許さない不安定な関係ながら、だからこそ自由と可能性がある 媚態を支えるものとして、 意気地(武士道) 禁欲性と自負 諦め(仏教) 未練、執着から離れる仏教的諦観 垢抜けて張りのある色っぽさ
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