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葬式をしない寺 大阪・應典院の挑戦 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/02/20 |
JAN | 9784106104077 |
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葬式をしない寺
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
大阪で小劇場演劇を観ている人なら誰でも知っている、お寺の劇場・シアトリカル應典院。私が大阪在住時代に最もよく行った「お寺」ですが、明らかに普通のお寺とは異なる施設となっています。本書ではその住職である秋田氏が、應典院が今のようになった歴史と目的を語っています。 應典院は決し...
大阪で小劇場演劇を観ている人なら誰でも知っている、お寺の劇場・シアトリカル應典院。私が大阪在住時代に最もよく行った「お寺」ですが、明らかに普通のお寺とは異なる施設となっています。本書ではその住職である秋田氏が、應典院が今のようになった歴史と目的を語っています。 應典院は決して単なるイベント施設として作ったわけではなく、「現代における仏教の役割は何か」「これからの寺院はいかにあるべきか」といった、僧侶としての自分への問いに対するひとつの答えとして取り組まれており、あくまでも「寺」なのだという点。これには感銘を受けます。 なぜそのような問いが必要になったか。社会の変化によって昔ながらの檀家制度が成り立たなくなりつつあるからです。いわゆる「無縁社会」のひとつの側面でもあります。そのため本書には、無縁社会を扱った『人はひとりで死ぬ』を読んだ時に感じた疑問への答えとも言える記述が随所にありました。 そもそも、原始仏教は葬式仏教ではなかったし、檀家制度もなく、基本的にひとりで生きる者を導く教えだったはずです。葬式をしないことはそんなに重要ではない。大事なのは、では何をするかという点。もちろん應典院のスタイルが唯一の正解ではないでしょうが、同じ問いはすべての寺院に対して投げかけられているとも言えるはずで、もっと多くの寺院がそれぞれの考えで新しい取り組みに挑戦してほしいものです。
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関西小劇場を観る上で一回は訪れるであろうシアトリカル應典院のコンセプトが分かる一冊。空飛ぶ!観劇部!のスペドラの回での紹介をきっかけとして購入。 紹介にもあったように演劇の話は最小限で、場づくりをどうするか、仏教が社会にどうか関わるかが中心に論じられている。 ただ場所貸し、小屋貸...
関西小劇場を観る上で一回は訪れるであろうシアトリカル應典院のコンセプトが分かる一冊。空飛ぶ!観劇部!のスペドラの回での紹介をきっかけとして購入。 紹介にもあったように演劇の話は最小限で、場づくりをどうするか、仏教が社会にどうか関わるかが中心に論じられている。 ただ場所貸し、小屋貸しをするのではなく、どうお寺として関わっていくかの試行錯誤が垣間見える。 本業で関わっている図書館でもlibrary as place という考え方が重要になりつつある。途中からは図書館の側での取り組みと何が違うのかを考えながら読み進めた。特に生きる上での悩みや死生観の共有という取り組みは僧侶の存在があるからこそ上手くいくのか、そこはこの事例が應典院だっただけで、他でも上手くいく素地があるのかはこれまで得られなかった視点であり、今後も引き続き考えていければと思う。
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宗教と遊び、宗教とアートという結びつき自体はそこまで新しいものでもないかもしれないが、そのことを能動的に現代の文脈で意識してやろうとするということは革新的だし、臭いものに蓋をするよりこういう方向性にカジ切ったほうが面白い
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