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「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか パーソナルゲノム時代の脳科学 NHK出版新書
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「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか パーソナルゲノム時代の脳科学 NHK出版新書

宮川剛【著】

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「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか パーソナルゲノム時代の脳科学 NHK出版新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2011/02/10
JAN 9784140883426

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「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか

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商品レビュー

3.5

18件のお客様レビュー

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2017/01/23
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※このレビューにはネタバレを含みます

2011年刊。著者は藤田保健衛生大学総合医科学研究所教授。◆「バイオポリテックス」の読了後では、本書は、一部同種の問題意識を除き、能天気かつ米国ナイズされすぎたパーソナルゲノム礼賛に満ち、前掲書と併読すべき要を感じる。◆本書の特徴は、①著者自らゲノム判定を受け、疾病リスク等ゲノム解析とその影響に関する現状を簡明に解説する点、②ゲノム解析だけを完遂しても、現代ではゲノムからの発現への影響を極めて限定的にしか把握できず、情報としては不完全かつ不充分である事実か。特に②では、ゲノム情報開示による利益が僅少。 不利益が大(電子データによる情報漏洩・持出しが容易、類似ゲノムを持つ家族の情報も併有、かつ疾病・個人特定に関わる等秘匿性の高い情報)という状況しか思い浮かべない。なお、精神疾患との関係でも、興味深い指摘が、すなわち、いわゆる脳内物質の多寡、その受容体の多寡等が、精神疾患や性格の特徴を基礎づけるというのは、不充分かつ大雑把な捉え方との指摘がなされている。とはいえ、ゲノム脳科学という意味では、情報僅少であり、本書は端緒でしかないと思える。

Posted by ブクログ

2017/01/21

 図書館より  SF作品や映画なんかを読んだり見たりすると、人間の思考や行動、性格を決めているのは何か、ということがテーマの一つになっていたりします。  個人的に思い出深いのが映画『時計仕掛けのオレンジ』。強姦など犯罪を繰り返していた主人公が、脳の手術を受けることで、悪いこと...

 図書館より  SF作品や映画なんかを読んだり見たりすると、人間の思考や行動、性格を決めているのは何か、ということがテーマの一つになっていたりします。  個人的に思い出深いのが映画『時計仕掛けのオレンジ』。強姦など犯罪を繰り返していた主人公が、脳の手術を受けることで、悪いことができなくなる話なのですが……  この本のテーマは遺伝子と脳科学。脳内で働く遺伝子によって、どこまで性格が変わるか、が大きな主題です。  マウス実験によると、とある遺伝子を欠損させたマウスは、記憶力が低下するだけでなく、群れで行動しなくなったり、アルコールやニコチンの依存性が強くなったり。  あるいは日によって行動量が大きく変わる、人間でいう「躁鬱」に近い状態になったりしたそうです。  こうした行動と遺伝子の関係が解き明かされれば、いわゆる精神的な病気の治療法も確立できるかもしれないとのこと。  しかし、その道はまだまだ険しいようです。と、いうのも遺伝子は一つをいじれば、それで性格ががらりと変わる、という単純なものではなく、様々な遺伝子が少しずつ関連しあってようやく影響が現れるそうです。それがすべてわかるのはまだまだ先になりそう。  しかし、一方で研究が大幅に進んでいるのも事実。本内では、遺伝子の研究が進んだ時代のサービス、遺伝子改編によって生まれるデザイナーズベイビーなどの倫理的問題にも触れられていて、SFの世界が現実になりつつあるのを感じます。  研究が進んだ先に何があるのか、すべての人類が遺伝子改編によって理想的な人格になった世界なのか。あるいは、例えば医者になる人は、医者に向いた性格や知能、思考、兵士になる人は、攻撃的な性格になるよう遺伝子を編集したり、と人それぞれ、国が思うがままに人を生み出すような世界もあり得るのか。  SF好きからすると、ユートピアもディストピアもあり得そうな技術だけに、楽しみでもあり怖くもあります。

Posted by ブクログ

2015/04/18

自分の全ゲノム情報を安価に解析してもらえる時代がすぐそこまで来ている。本書では特定の遺伝子をノックアウトしたマウスによる研究成果から、遺伝子がこころの病に対してどんな影響を及ぼしているのかが解説される。後段ではゲノムで性格や知能がわかるのかといったことや、著者自身が遺伝し情報解析...

自分の全ゲノム情報を安価に解析してもらえる時代がすぐそこまで来ている。本書では特定の遺伝子をノックアウトしたマウスによる研究成果から、遺伝子がこころの病に対してどんな影響を及ぼしているのかが解説される。後段ではゲノムで性格や知能がわかるのかといったことや、著者自身が遺伝し情報解析サービスを受けてわかったことの紹介も。全体に解説はわかりやすいが、タイトル通りの本になっているか、一冊を通してのまとまりには欠けるきらいがある。重要なのは、たしかに遺伝子は性格を決定する大きな要素ではあるけれど、膨大な数の遺伝子がかかわっていることであって、遺伝子のひとつやふたつでは決まらないということを理解しておく必要があること。肥満遺伝子の解析サービスなども盛んだが、これもたかだか数個の遺伝子を解析するだけで、なぜそんなことが言えるのかと構えるべきだと思う。

Posted by ブクログ

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