大きな羊のみつけかた 「使える」美術の話 仙台文庫

齋正弘【著】

• 販売会社／発売会社: メディアデザイン/本の森
• 発売年月日: 2011/01/31
• JAN: 9784904184325

商品レビュー

2012/01/03

東京都現代美術館に行ったときに、オススメされて買った本！
美術の先生や学芸員とか、単純に美術館と教育系に興味ある人にオススメだと思いまっす～
齋さんは「びじゅつかんの『び』はびっくりの『び』だ！」と言っています。齋さんにお会いしたことはないけど、こんな人が齋さんなんだろうな～とこの文から想像ができますね～！♪
「美術がわからないなんて思っている人は本当はいないんじゃないか?」という齋さんの問いも面白かったー
「美術は人間一人ひとりが違うことを基盤にして、人間全体の世界観を拡大していくこと」っていう齋さんの言葉も印象的。

2011/06/11

本で完結できない本。

とても慎重に言葉を選びながら書かれているせいか文章は少し読みにくかったです。
たぶんこの人は頭のなかにあることを本じゃなく日々のお仕事できっちり表現しているのだろうと思います。今回はそれを何とか本にまとめてみたっていうことかな、と。
宮城県美術館に行ってみたくなるっていうか、行かざるを得ないっていう気持ちになりますよ。読むと。

それと最後の方、Ｑ＆Ａ形式の章の「公立の美術館って儲かったほうがいいのか？」とか「だから貴女は作る側の人になれなかったのです」とかはさりげなく心に突き刺さりました。

この本って、本屋さんにはあまり置いてないのかな。書肆に直接注文するのがいいのかも。
自分は軽い気持ちでｱﾏｿﾞﾝに頼んで三週間ぐらい待ちました。
あとは、大きな書店か美術系を多く扱ってるお店には置いている。かもしれない。