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ブックカフェのある街 仙台文庫
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ブックカフェのある街 仙台文庫

前野久美子【編・著】

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ブックカフェのある街 仙台文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 メディアデザイン/本の森
発売年月日 2011/01/31
JAN 9784904184318

ブックカフェのある街

¥605

商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2017/02/05

第一部 火星の庭が出来るまで。出来てから。 前野さんが出会ったブックカフェ 第二部 街と人と本と 仙台のブックカフェ「マゼラン」と「stock gallery&atelier」の店主さんたちインタビュー 製本家・仙台文化の方々へのインタビュー 古井由吉の読書会。佐伯一麦...

第一部 火星の庭が出来るまで。出来てから。 前野さんが出会ったブックカフェ 第二部 街と人と本と 仙台のブックカフェ「マゼラン」と「stock gallery&atelier」の店主さんたちインタビュー 製本家・仙台文化の方々へのインタビュー 古井由吉の読書会。佐伯一麦さんと共に 仙台の文学者町歩き。 江戸時代・仙台に生きた女性只野真葛 俳人・佐藤鬼房と塩竃 と盛りだくさん。 第一部は前野さんの破天荒なブックカフェ始めにびっくり。また、ブックカフェに対する素直な思いもよめます。 第二部は仙台・宮城の文学や本に関わる人たち。古本屋、製本家・読書会・本の発行者など立場は違っても、本に託してなにかしらを残したい伝えたい思いがあります。 只野真葛は、「しがらみがない私だから」と時代にとって常識といわれる事に異を唱えたり先進的(こう言ったら真葛に怒られそう)な自分の考えを著すのはすごい。書こうとしても書かないのはなにもしないのと同じかなと叱咤されました。 読みごたえ充分で、仙台を見る目が変わる本

Posted by ブクログ

2014/07/30

仙台のブックカフェ、火星の庭のお話。行ったことはないですが、偶然見かけて思わず手に取って読んでしまった。 前半はカフェを開くまでとその背景というか、原体験というか。後半は火星の庭にまつわる人たちの話ということで、だいぶ話の中身がひろがるけれど、火星の庭という店がそれらをつなぐハブ...

仙台のブックカフェ、火星の庭のお話。行ったことはないですが、偶然見かけて思わず手に取って読んでしまった。 前半はカフェを開くまでとその背景というか、原体験というか。後半は火星の庭にまつわる人たちの話ということで、だいぶ話の中身がひろがるけれど、火星の庭という店がそれらをつなぐハブなんやなぁと思う。 仙台文庫というレーベルもいい意味でなかなか面白いローカルな本を作っているようで、そういうのもいいなぁと思ったり。

Posted by ブクログ

2014/06/03

2年前の夏、仙台へ初めて行ったときに買った本。著者の前野久美子さんがやってる「book cafe火星の庭」へも行って、コーヒーを飲み、店内の古本を見てまわった。途中まで読んだあと、どこへやったか分からなくなっていたのが、ウチのなかを片づけていたら出てきた!またてっぺんから読みなお...

2年前の夏、仙台へ初めて行ったときに買った本。著者の前野久美子さんがやってる「book cafe火星の庭」へも行って、コーヒーを飲み、店内の古本を見てまわった。途中まで読んだあと、どこへやったか分からなくなっていたのが、ウチのなかを片づけていたら出てきた!またてっぺんから読みなおす。 本を買ったときに、前野さんて同い年の人なんやーと思い、転職を繰り返して、お勤め期間の最長は5年というところにも、ちょっと親近感をおぼえた。 本の前半分は、火星の庭を開くまで、そしてこれまでの話と、火星の庭につながる、それ以前の前野さんの長い旅の話。 ▼火星の庭はブックカフェ。古本屋とカフェのどちらが主力ということはなく、片方だけで見ても空間と内容が成立する魅力あるものにしたい。古本屋だけでも楽しい、カフェだけでも行きたい、二つあるならもっといいというお店。ということは、古本屋とカフェの二業種を同時にやることであり、労力と経費は二倍かかる。なのに売上げは一店舗分。この事実については、珍しくはじめてからすぐに気がついた。気がついても自分達のやりたい形を変えることはできず、そうかぁ、なんでブックカフェが少ないのかと思ったら、割に合わないからなんだとわかっただけだった。(p.34) ドイツの和食レストランで働く調理師募集の広告を見て、「その頃はころころと居場所を変えて生きていくつもり」(p.71)だった前野さんは、軽い気持ちで履歴書を送る。採用になり、フランクフルトへ飛んだのが1990年のこと。東西ドイツ統一の1ヵ月前、そんな頃だ。 前野さんが初めて経験したブックカフェは、小さな本屋とカフェが並んで建っていて、入り口は別だが中はつながっていた。本屋から入り、キルヒナーの画集を買って、カフェでカプチーノを飲みながら画集をひらき、2時間すごした。帰りはカフェから出た。 以来、前野さんは出勤前、昼の休憩時、夜の帰宅前というように、気分と行き先で、街中にある十数軒のカフェに入るようになった。ブックカフェも数軒あって、そこへも行った。「本を読めばお茶が飲みたくなり、お茶を飲むとなると本がほしくなる。やがて私のなかで本とカフェは一つ、と自然に思うようになっていた」(pp.79-80)。 ドイツのカフェで一人過ごした時間を振り返って、「言葉が通じないという心地良さ、がたしかにある」(p.91)と前野さんは書く。 ▼異邦人としてほっておかれることは、言葉が通じるだけで理解し合っていると勘違いするより、気が楽だ。変わり者なんて言われない、はじめからお互いわかんない奴なのだ。徹底的に部外者になって、現実をながめる快感も味わえた。(pp.91-92) ドイツでカフェに入りびたり、2年弱で日本へ帰ったあと、1997年、こんどは夫になったケンさんと2人で中近東とヨーロッパをまわる旅に出た。このときもまたブックカフェをめぐった。そうしたヨーロッパでの体験が、前野さんにとってはブックカフェ経験の芯のようなものになっているという。 本の後ろ半分は「街と人と本と」。火星の庭で出会ったさまざまな人たちのインタビューや文章、行事の記録など「本」つながりの"物語"収められている。こんど仙台へ行くときには、あそこやここへも立ち寄ってみたいと思いながら読む。 『仙臺文化』という雑誌を同人12人でつくっていた渡邉慎也さんへのインタビューのあと、追記として書かれたところに興味をひかれた。「仙台は軍都とよばれ空襲の被害がことさら大きかった」(p.156)という箇所。 私には、軍都といえば「広島」が出てくるけれど、仙台も軍都だったのかと思う。陸軍の第二師団があったのだという。この仙台の歴史は、もうちょっと知りたい。私は、「杜の都」とか「学都」のイメージばかりがあったから。 (6/3了) *「軍都 仙台」で、近所の図書館の蔵書検索をすると、『語りつぐ東北と十五年戦争』が出てきた。読んでみたいと思う。

Posted by ブクログ

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