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金子光晴の旅 かへらないことが最善だよ。 コロナ・ブックス158
定価 ¥1,760
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2011/02/10 |
JAN | 9784582634556 |
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金子光晴の旅
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
いきることのあぶなかつしさ。夢をもちはこぐことの無謀さよ。 パリ、ジャカルタ、アントワープなど懐かしい街ばかり。
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反骨精神…そんな生易しいもんじゃない、人は彼のことを「狂骨の詩人」と言う。 その放浪と抵抗の人生、100年も前の日本にこんなめちゃくちゃな人がいたというのは嘆くべきかはたまた喜ばしいことなのかは敢えて論じない。しかしあの「深夜特急」のルーツとも呼べる紀行文は私たちなかに眠るボヘミ...
反骨精神…そんな生易しいもんじゃない、人は彼のことを「狂骨の詩人」と言う。 その放浪と抵抗の人生、100年も前の日本にこんなめちゃくちゃな人がいたというのは嘆くべきかはたまた喜ばしいことなのかは敢えて論じない。しかしあの「深夜特急」のルーツとも呼べる紀行文は私たちなかに眠るボヘミアンの血を沸き立たせる、旅の内容はまぁ薦められたものではないが大切なのはその精神だ。 「かへらないことが最善だよ!」… エトランゼになりたくて人はまた旅に出る。 しかし偶然か必然か?最近何かとバトゥハパがひっきりなしに私を誘っている
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昭和3年、金子光晴は妻を伴い、パリを目指して旅に出る。とはいうものの旅費はない。上海からシンガポール、マレー半島、インドネシアを転々としながら絵を売ったり文章を書いたりして旅費を作り、ようやくパリへたどり着く。全5年に渡る、奇妙な放浪の旅。その間の体験は、昭和15年に発表された...
昭和3年、金子光晴は妻を伴い、パリを目指して旅に出る。とはいうものの旅費はない。上海からシンガポール、マレー半島、インドネシアを転々としながら絵を売ったり文章を書いたりして旅費を作り、ようやくパリへたどり着く。全5年に渡る、奇妙な放浪の旅。その間の体験は、昭和15年に発表された「マレー蘭印紀行」、昭和40年代に発表された「どくろ杯」、「ねむれ巴里」「西ひがし」に結実した。この本は、金子光晴が巡った香港、上海、クアラルンプール、バトパハ、パリなどを写真家の横山良一がたどって撮影、金子の文章の抜粋も添えられている。昭和初年と今とでは、街の佇まいもかなり変化したが、かすかに残る面影を訪ね、金子光晴の旅に思いを馳せたい。
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