傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを 講談社文庫

矢作俊彦【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2011/02/14
• JAN: 9784062768771

商品レビュー

2015/06/13

「傷天」、中学生の頃胸を熱くして見てた。オープニングがカッコよく、誰もがショーケンの真似をした。

矢作俊彦によりそれが見事に蘇った。50歳のカッコイイおっさんとして。アキラの代わりのシャークショも良い味出している。

2013/05/16

出だしはいつもの矢作俊彦らしくない。ベタなノワールといった印象があり、意外な感じがした。設定もやや荒唐無稽だけど、「スズキさんの休息と遍歴」や「あ・じゃ・ぱん!」ほど弾けてないので、ややもの足りない気がした。

読み進んでいくと、ところどころに矢作特有の、けれん味がたっぷり盛り込まれた表現が出てくるのでやや安心(笑)
例えば新宿駅西口でのこんなシーン……
”　地下広場に立ち止まる者はひとりも見つからなかった。そこは完全にただの通路になっていた。”
＃分かる人は相当の年配じゃないかな（咒）ニヤリ

ちなみにテレビの「傷天」は見たことがない。知ってるのはトヨエツと真木蔵人のそれ（監督／阪本順治）だけです(^^ゞ

2013/05/11

ドラマは再放送でしか観ていないですが、探偵物語（こちらはリアルタイム）と傷だらけの天使は子供心に強烈な印象を残しました。　今思えば、あのころから若干外れた自由な生き方に憧れていたような気がします。　
気分はもう戦争の頃から矢作俊作も好きなので、これも文庫が出て直ぐに買ったのですが、今まで約２年間未読本棚に眠っていました＾＾；