1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

ゴヤ(4) 運命・黒い絵 集英社文庫

堀田善衞【著】

追加する に追加する

定価 ¥1,100

¥715 定価より385円(35%)おトク

獲得ポイント6P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2011/02/25
JAN 9784087466669

ゴヤ(4)

¥715

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2018/02/21

20180219読了 2011年発行。最終巻。フェルナンド7世が帰国して情勢はさらに混迷を極めていく中で、晩年のゴヤ。社会情勢の説明も丁寧だけれど、作品の情報もしっかり伝えてくる筆致。版画集「闘牛技」、地下画帳、版画集「妄ーナンセンス」。●黒い絵は、聾者の家で描かれた場所も含め1...

20180219読了 2011年発行。最終巻。フェルナンド7世が帰国して情勢はさらに混迷を極めていく中で、晩年のゴヤ。社会情勢の説明も丁寧だけれど、作品の情報もしっかり伝えてくる筆致。版画集「闘牛技」、地下画帳、版画集「妄ーナンセンス」。●黒い絵は、聾者の家で描かれた場所も含め1枚ずつ追っていく。修復によってオリジナルからだいぶ変貌しているとのこと。画家の人生や当時の常識、その国の社会通念を解説してもらうと、作品の鑑賞はより楽しくなる。●P223-225にかけて。多くの拷問=残虐画を残していることについて、筆者が語る文章がすごい・・・こんな表現のしかたがあるのかと(「すごい」としか書きようのない自分の語彙力のなさもまた身に沁みる)。何度も読み返して味わってしまった。芥川龍之介「地獄変」の良秀を思い出した。並外れた才能を持つが故の業といえばいいのか…。●単行本としては1974年発行。40年以上経ってゴヤ研究はきっと上書きされているのだろうけど、この本そのものは古びた「過去の書物」とは思えない新鮮さで、ぐいぐい読ませる。「二六時中」とか「富籤に当たる」とかいうフレーズが時折出てきて、70年代の本であることを思い出させる。 20180102蔵書

Posted by ブクログ

2015/03/26

四部作最終巻。「俺はまだ学ぶぞ。」 老人の域に入っても創作意欲は衰えず、 最後まで芸術家として生ききった。 「気まぐれ」、「戦争の惨禍」、「妄」、「黒い絵」と続き、 最後の絵「ボルドーのミルク売り娘」には眼を奪われた。

Posted by ブクログ

2013/09/22

『ゴヤ』全4巻を読了。 1746年にサラゴーサ近郊のフエンデトードスに生まれたゴヤは18世紀にその前半生を生き、そして1828年にボルドーで生を閉じた。この時、世はもはやロマン主義の時代を迎えていた。 絵師に過ぎなかったゴヤは、まさしく一代の画業によって芸術家になったのである。音...

『ゴヤ』全4巻を読了。 1746年にサラゴーサ近郊のフエンデトードスに生まれたゴヤは18世紀にその前半生を生き、そして1828年にボルドーで生を閉じた。この時、世はもはやロマン主義の時代を迎えていた。 絵師に過ぎなかったゴヤは、まさしく一代の画業によって芸術家になったのである。音楽の世界では、24年後に生れたベートーヴェンもまたそうであったように。 堀田善衛は末尾を、マヌエル・マチャードの詩で閉じるが、この大作に相応しい感動的なエンディングだ。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品