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マリー・アントワネットの宮廷画家 ルイーズ・ヴィジェ・ルブランの生涯
定価 ¥2,640
1,980円 定価より660円(25%)おトク
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2011/02/05 |
JAN | 9784309225388 |
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マリー・アントワネットの宮廷画家
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商品レビュー
3
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ルブランの絵には一目ぼれ。それからウフィッツィのヴァザーリの回廊に行きたい行きたいと恋焦がれて何年もたったあと、絵画展が!!!嬉しかったです。2回も行っちゃいました。 その彼女の人生を見てみたいと思ったのだがあの美しい絵を描くのとは対照的に何てすさまじい人生。処刑されるかもしれなかった恐怖からは逃れたけれども長らく祖国に帰れない不幸、夫に恵まれず、娘ともわかりあえず。傍から見ていたら充分不幸な人。 でも揺るがないのは美しい絵。過剰に美しく描いているとか言われるけれど何が悪いの?彼女の絵は間違いなく美しくて美しくみせたいと思っている。最後まで描き続けた彼女には敬意を表したい。 話は彼女の人生を淡々と語り、そこに現れる人々の説明が続くので若干間延びした内容ではあったが、デュバリー夫人、ポリニャック夫人などベルばらでおなじみの人々の人生が描かれているのは面白かった。
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大変良い本でした。 あの、マリーアントワネットの肖像画は知っていましたが、画家がどんな方かなんて考えたこともなかったのでした。 目次にある通り、マリー・アントワネットの宮廷画家になるまでの軌跡、そのあと、フランス革命でパリを出て、イタリア、サンクトペテルブルクへ放浪の旅。そし...
大変良い本でした。 あの、マリーアントワネットの肖像画は知っていましたが、画家がどんな方かなんて考えたこともなかったのでした。 目次にある通り、マリー・アントワネットの宮廷画家になるまでの軌跡、そのあと、フランス革命でパリを出て、イタリア、サンクトペテルブルクへ放浪の旅。そして、帰郷。という構成になっています。 彼女の人格や人生を追うことで、あのロココのキラキラが、もっと確固とした気持ちで描かれていることを知りました。
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インターネットがない昔、入手した人物を中心にまとめられた「西洋絵画史WHO’S WHO―カラー版」を擦り切れるほどみたなかで、女性の画家がほとんどいなかった。女流画家は掲載されているその前後の画家(時代と作風が近似している構成)に比べても完成度がとても高くみえる。それなのに、日本...
インターネットがない昔、入手した人物を中心にまとめられた「西洋絵画史WHO’S WHO―カラー版」を擦り切れるほどみたなかで、女性の画家がほとんどいなかった。女流画家は掲載されているその前後の画家(時代と作風が近似している構成)に比べても完成度がとても高くみえる。それなのに、日本では十分に紹介されておらず、資料も少なかったので当時はよくわからなかった。 本作は、"ルブラン"と名前を覚えていた、マリー・アントワネットが紹介されるときには必ず出てくる肖像画を描いた女流画家ルイーズの生涯を追っている。 15歳までに肖像画家として身を立てている。そこからフランス革命あたりまではいろいろあったが、順風満帆。亡命の旅があまりにも過酷。馬車の揺れはひどいものだろうし、死体が放置されているような宿に泊まらなければいけないようなこともあったらしい[p203]。それにもかかわらず、フランスにもどったあともロンドンにも行ったし、スイスにも行った。激動の時代の真っただ中で生活して、過酷な移動やわずらわしい人間関係もあったにもかかわらず、圧倒的な完成度の高い作品を数多く残せたのは驚異だ。娘との関係などで憂鬱症になったときに質が落ちたりはしたが、気持ちをしっかり切り替えて仕事に集中できる生活を確保できる能力があったらしい。朝から夕暮れまで休みなく描いた[p199]が、早寝早起きは苦手だった[p237]。また、お金を稼ぐこともしっかり意識していた[209の手紙]。変化の激しい時代背景がなかったら、退屈な物語になってしまうぐらい、作品同様、人物もバランスがとれていたようだ。夭折もせず、87歳まで生きた。
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