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おかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたり
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おかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたり

石井光太【文】, 櫻井敦子【絵】

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おかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたり

定価 ¥1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京書籍
発売年月日 2011/02/03
JAN 9784487805327

おかえり、またあえたね

¥660

商品レビュー

4

10件のお客様レビュー

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2014/06/09

ところどころにある、著者のメッセージが重い。 著者の他のドキュメンタリーを読むと、この絵本には 著者のエッセンスが詰め込まれているんだなと思う。 他の本へ行くキッカケにも良いかなと感じた。 幅広い世代に読んでもらわれるべき本。

Posted by ブクログ

2014/03/19

主人公は信念を持って生き、幸運もあって生き延びることができた。だから主人公となり得た。また、道徳心の基礎は小学一年生位(に見える)生きていたおばあちゃんに教えられたから、善を貫くことができた。それ以前に保護者を失った子、保護者自身が犯罪を犯しながら生きていた子は、このように生きて...

主人公は信念を持って生き、幸運もあって生き延びることができた。だから主人公となり得た。また、道徳心の基礎は小学一年生位(に見える)生きていたおばあちゃんに教えられたから、善を貫くことができた。それ以前に保護者を失った子、保護者自身が犯罪を犯しながら生きていた子は、このように生きて行くことができないかも。複雑な気持ちになった。

Posted by ブクログ

2012/07/31

「知って、じゃああなたは何をする?」と、一貫して語りかけている良作。 やさしい語りかけにやさしい色合いの絵が調和していて、残酷なリアルなのに、きっと小さな子どもにでも最後まで読ませてくれる。 『おかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたり』は、とてもおそろし...

「知って、じゃああなたは何をする?」と、一貫して語りかけている良作。 やさしい語りかけにやさしい色合いの絵が調和していて、残酷なリアルなのに、きっと小さな子どもにでも最後まで読ませてくれる。 『おかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたり』は、とてもおそろしい本だった。 帯に偽りはない。 「絶対貧困」という、途方もなく、世界中の誰もまだ解決できていない残酷な現実に対してリアルで、 けれど希望を残してくれた作品だった。 「知って、じゃああなたは何をする?」と、一貫して語りかけている良作だ。 「絶対貧困」の世界に暮らす、トトというひとりのストリートチルドレンを主人公にした物語だけれど 「絶対貧困」の周りには、お金ももちろん、お金だけではない様々な困難やトピックがあって、 そのひとつひとつを、丁寧に書いている。 それなのに、この本は優しい。 語り口も当然のこと、紙質やサイズに至るまでを丁寧に考えて作られた作品であるから、というのもあるだろうけれど、 この本なら、安心して子どもに届けることができる。 私がそう考えた最大のポイントは「ストリートチルドレンたちをバカにしていない」ということだ。 バカにしていない、という表現を「可哀想な子ども、という枠にはめ込んでいない」という表現に変えた方が、もしかしたら適切かもしれない。 何らかの手助けを必要としている子どもを、無力だったり可哀想だったりと言った枠にはめるのが、私は嫌いだ。 彼・彼女らには力があって、それを全力で使って生きている子が、たくさんいる。それを「可哀想」で「無力」とくくってしまうなんて、ひどく彼・彼女らをバカにした話だと思うからだ。 気になったことをあげるとすれば「恵まれた日本」との比較が多かったことだ。 日本にも「家出少年・少女」という言葉で囲まれてしまった、 ストリートでなければ暮らせなくなってしまった子どもたちは確実にいて、 トトと同じような困難も抱えていて、 けれどその姿は、新聞やワイドショーではなかなか出て来ない。 「遠い海外のこと」として海外の子どもに無関心でいることと同じくらいに、 もしくはそれ以上に日本人は、日本のストリートで暮らす子どもたちに無関心だと思う。 それをヘタしたら助長してしまうような「海外と日本との比較」があふれていて、それが残念。 また、もし「少女」が主人公になっていたとしたら、トト以上の困難が待っていたことは想像に固くない。 女の身体を持ってストリートチルドレンとして生きていくことは、男の子以上に困難だ。 この本に出てくるストリートチルドレンの少女リンリンの扱われ方にも、気になるポイントがいくつかある。 逆説的だけれど、女でも安心してストリートチルドレンをできる社会が、日本にも世界にもあればいいのに、という考えは、やはり変わらない。 いずれにしても、誰かにオススメできる良書であることには間違いはない。

Posted by ブクログ