![暗闇の蝶 新潮文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001650/0016503101LL.jpg)
- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
- 1225-14-06
暗闇の蝶 新潮文庫
![暗闇の蝶 新潮文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001650/0016503101LL.jpg)
定価 ¥859
110円 定価より749円(87%)おトク
獲得ポイント1P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
2/20(木)~2/25(火)
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/01/28 |
JAN | 9784102175811 |
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-680-160.png)
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
2/20(木)~2/25(火)
- 書籍
- 文庫
暗闇の蝶
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
暗闇の蝶
¥110
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
イタリアの美しい山奥に住む主人公が一人称で語るハードボイルドようなミステリーの様な物語。 その語りがある種、内省的であり、比喩表現が 多く詩的でもあり、ストーリーがなかなか進まないことに若干苛立ちを覚えました。 が、中盤ぐらいからようやく慣れて最後まで楽しめました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
渋い、渋い小説やなぁ。 あえてジャンル分けしたら、アクションミステリー物だと思う。が、アクションシーンほとんどなし。初老男子の主人公が、イタリアの田舎町で、静かにストイックかつ贅沢に暮らす生活を淡々と綴っている。「南仏プロヴァンスの木陰から」とかそういうのに近い感覚。 スペンサーシリーズとか剣客商売シリーズに出てくる、ストイックやシンプルなライフスタイル描写を読むのが好きな俺には、しっくり馴染めた。もう俺も48歳、干支一回りもすれば隠居も考えるお歳だし、こういう小説があこがれになってくるわけだ。 40代後半後半あたりの目黒孝二が、清水辰夫小説に嵌まっていったあの感覚。今スゲー良く分かる。断捨離とかミニマムにあこがれてきているのも、同じ根っこなんだろうと思う。チョケて騒いで親小と言われてる俺でも、あちこち経年変化を起こしてるってこと。 シブいおっさんになりたいゲイナーなおっさんには、是非目を通してもらいたい逸品である。
Posted by
本書は、ある男の静謐で詩的な告白録だ。 原題は「A Very Private Gentleman」。 7月2日に公開になったジョージ・クルーニーの映画「The American」(邦題:ラスト・ターゲット)の原作である。ただ、原作と映画は少々設定が異なるようだ。 多分ハードボイ...
本書は、ある男の静謐で詩的な告白録だ。 原題は「A Very Private Gentleman」。 7月2日に公開になったジョージ・クルーニーの映画「The American」(邦題:ラスト・ターゲット)の原作である。ただ、原作と映画は少々設定が異なるようだ。 多分ハードボイルドミステリなんだけれども、ハードボイルドにありがちな派手派でしい銃撃戦やアクションもなければ、息をのむようなサスペンスもない。 舞台はイタリア中部の田舎街。その男シニョーラ・ファルファッラは長期滞在者として暮らしている。外国人でイタリア語は上手くない。皆イギリス人だと思っており、彼もそれを否定はしない。 シニョーラ・ファルファッジ(Mr.Butterfly)と呼ばれているのは、彼が蝶の絵を描いて暮らしている絵描きだから。しかしそれは偽装だ。 彼の本当の名前が何なのか、本当の職業は何なのか、誰も本当のことは知らないし、彼は読者にすら出し惜しみをする。「影の住人」である彼はそれほどまでに用心して暮らしている。 ただ、物語中盤、彼が何者なのかということは彼自身から明かされるし、そうでなくともだいたいの察しはつく。 彼はもう若くはない。鍛え上げている肉体はまだ見た目は若いものの、引退を考える時期にさしかかっており、この仕事を最後にしようと考えている。 そんな折り、彼の周囲に「影の住人」の姿がちらつき始める...。 察しのいい人は、この後の展開が読めるだろうし、それは多分外れてはいないはずだ。 結末は苦い。そして時とともに主人公にとってさらに苦いものになっていくことだろう。 思い出の中のイタリアが輝けば輝くほどに、主人公のいる場所の影は色濃く感じられる。 この小説というか告白録の素晴らしさは、最初にページを捲ったときから惹き込まれる美しいイタリアの風景と、数多くの蘊蓄や哲学であろうと思う。 いい車、いいワイン、いい女、いい本、いいサラミ、価値あるものの性別は全て女性であるイタリア。 イタリアはロマンスだ。 http://spenth.blog111.fc2.com/blog-entry-113.htmlより
Posted by