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最後の審判を生き延びて 劉暁波文集

劉暁波【著】, 廖天き, 劉霞【編】, 丸川哲史, 鈴木将久, 及川淳子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2011/02/28
JAN 9784000230384

最後の審判を生き延びて

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2011/05/15

劉暁波氏の普段の活動・主張がよく分る本、 「中国経済一人勝ちの裏で」 ナショナリズム、すべて金次第、享楽主義、政治的異論の禁止、知識エリートに対する利益誘導、 制度腐敗、社会的不公正、道徳喪失、未来を食いつぶす 「漢人に自由なければチベット人に自治なし」 自由と独裁の政治...

劉暁波氏の普段の活動・主張がよく分る本、 「中国経済一人勝ちの裏で」 ナショナリズム、すべて金次第、享楽主義、政治的異論の禁止、知識エリートに対する利益誘導、 制度腐敗、社会的不公正、道徳喪失、未来を食いつぶす 「漢人に自由なければチベット人に自治なし」 自由と独裁の政治衝突が漢・チベットの民族衝突に転化 漢族の民衆がネット上でダライラマに唾を吐いているが、それが隠ぺいしているのは、漢・チベット民衆の真実のあり様「我々はともに独裁の囚人」 あとがき(徐友漁) 中国に友好的であることは、中国の人々に友好的であることで、中国政府と区別するべきである。

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2011/05/12

(2011.05.12読了)(2011.04.29借入) 2010年にノーベル平和賞を受賞した劉暁波の論文集です。 劉暁波は、2009年12月25日に国家政権転覆扇動罪で、有罪の判決を受け、懲役11年を申し渡されました。2020年6月21日まで刑に服さなければなりません。 ノーベ...

(2011.05.12読了)(2011.04.29借入) 2010年にノーベル平和賞を受賞した劉暁波の論文集です。 劉暁波は、2009年12月25日に国家政権転覆扇動罪で、有罪の判決を受け、懲役11年を申し渡されました。2020年6月21日まで刑に服さなければなりません。 ノーベル平和賞の授賞式には、服役中のため出席することができませんでした。妻や代理での関係者の中国からの出国は認められなかったので、ノーベル平和賞は、お預けのままなのでしょう。 この本には、懲役11年の刑を言い渡される原因になった論文や妻のために作った詩、裁判の最終陳述、裁判の判決文などが収められています。 現代中国の政治状況、文化状況、等がよく分かります。中国に関心のある方にお勧めです。 ●中国共産党(5頁) 中央電視台の報道によれば、在校する大学生全体において、入党を希望するものは60%にも上っている。中共への入党と支持の理由について、報道が重視するのは、理想主義から現実主義への変化である。共産党の目的は論じないし、また遠大なる共産主義の理想も論じない、さらに党の闘争精神も論じない。一方、何度も繰り返すのは、中共の偉大な功績である。毛沢東が語った「中国人民はここから立ち上がった」から、鄧小平の指導のもとでの「中国人は豊かになる」まで、また最後には「三つの代表論」と「新三民主義」である。 ●職業の自由へ(16頁) 中国人はすでに組織の中だけでしか生きられない、ということはない。中国社会はまさに移動と行動と職業の自由に向かっている。 インターネットによる情報革命は、情報獲得と民間の発言チャンネルの多元化をもたらし、そのことで官権の情報封鎖と政治議論を禁じるコントロールの手段は基本的に失効した。 ●非暴力へ(53頁) 人類の不公正な秩序に反抗するやり方は、暴力による権力奪取から非暴力の反抗へと転換され、民族矛盾の解決もまた武力による勝負から政治交渉、あるいはすべてのメンバーが公開で物事を決する平和方式に転換されているはずだ。 (ガンジー、マーティン・ルーサー・キング、アウン・サン・スー・チー、マンデラ、アラファト、・・・) ●公益?(63頁) 地方の官商が結合した強者勢力は、公益の発展と公共施設の建設という名目で、当地の農民の土地を強制的に占拠し、その土地の上に旅館、レストラン、ディスコや商店街などを建てたのだが、すべて商業利益のためのものであった ●一党独裁の罪(81頁) 中共各級の役人がどうしてこんなにも冷酷で無責任なのか、それは中共体制下の公権力の私物化と独占的な役人の任免権にある。一党独裁の権力と特権階級の既得権益を守るために、中共はしっかりと各級官僚の任免権をコントロールし、もともとは公衆から授けられるところの権限を、私的なところから授けられた一党私権にしている。 ●気にかけないのは(89頁) 中共が政権を掌握して以来、中共歴代の独裁者が最も気にかけるのは手の中お権力であり、最も気にかけないのは人の命なのだ。 ●オリンピック(137頁) オリンピックのための練習そのものもまた、選手のあらゆる個人生活を奪っている。 ●西洋文明の限界(157頁) 西洋文明は、現段階において中国を改造するのに有用なだけで、未来において人類を救済できないことは、わかっている。超越的な高みから見れば、西洋文明のさまざまな弱点は、人類自身の弱点を示している。 ●インターネット(250頁) コンピュータは私の執筆を便利にしてくれた。ネットは私の情報収集と対外連絡を便利にしてくれた。そして国外への投稿を大いに便利にしてくれた。執筆による原稿料で、独立し満ち足りた生活も送れるようになった。 ●天使より悪魔を(261頁) 我々は絶対権力をもった一人の天使よりも、むしろ相互に牽制し合う10人の悪魔を求める。 ●中国経済発展の罪(371頁) 中国経済の発展は個人の自由という権利と社会の公益を無視した代価によるもので、このように効率性の高い発展によって利益を受けるのは、主に権勢のある高官たちのような階層であり、庶民が利益を受けることはとても少ない。しかも、このような「経済の奇跡」の裏にあるのは、制度腐敗の奇跡、社会不公正の奇跡、道徳喪失の奇跡、未来を浪費する奇跡であり、経済コストと人権コストが極めて高い奇跡であるだけでなく、社会の総合的なコストを計りがたいほどの奇跡なのである。 ☆関連図書(既読) 「現代中国知識人批判」劉暁波著・野沢俊敬訳、徳間書店、1992.09.30 (2011年5月12日・記)

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2011/03/10

目 次 序文  衣帯ようやく寛がれど、ついに悔いず   廖天琪 『劉暁波文集』序文               V.ハヴェル 評論1 中国の特色ある政治    ポスト全体主義時代の精神風景(2004)  社会を変えて政権を変える(2006)  改革時代の新啓蒙―西単民主の...

目 次 序文  衣帯ようやく寛がれど、ついに悔いず   廖天琪 『劉暁波文集』序文               V.ハヴェル 評論1 中国の特色ある政治    ポスト全体主義時代の精神風景(2004)  社会を変えて政権を変える(2006)  改革時代の新啓蒙―西単民主の壁を例に(2008)  愛国主義の好戦化とゴロツキ化―新世紀大陸愛国主義の評価(2006)  中国農民の土地宣言(2008)  土地国有制度は強制立ち退きの伝家の宝刀(2007)  再び問う 闇工場の未成年奴隷問題(2007)  「甕安事件」が示すもの(2008) 評論2 中国と世界    中国経済の独り勝ちの裏で(2008)  大国台頭の裏で(2007)  香港返還一〇年に想う(2007)  漢人に自由なければ、チベット人に自治なし(2008)  中共のオリンピック戦略における金メダルシンドローム(2008)  共和党のオバマ当選への貢献(2008) 評論3 文化と社会  『現代中国知識人批判』あとがき(1989)  林昭が生命で書いた遺言は、現代中国にわずかに残る自由の声である(2004)  エロスのカーニバル―中国商業文化批判(2004)  王朔式の茶化しから胡戈式の悪ふざけまで―ポスト全体主義独裁時代の政治ジョーク(2006)  生きるための生と尊厳ある生―中国人の生存状態(2004)  巴金の旗は垂れさがった白旗である(2005)  現代の文字の獄と民間世論による救済(2008)  昨日の喪家の狗 今日の門番の犬―現代中国の「孔子ブーム」を透視する(2007)  私とインターネット(2006) 文 書  六・二ハンスト宣言(1989.6.2)  〇八憲章(2008.12.9)  私の自己弁明(2009.12.23)  私には敵はいない―私の最終陳述(2009.12.23)  二〇〇〇年 劉暁波から廖亦武への手紙(2000.1.13)  真実の言葉で虚言の制度を覆す―「傑出した民主人士賞」受賞の謝辞(2003.6) 詩  一七歳へ―「六四」二周年を祭る  時間の呪詛の中で―「六四」一〇周年を祭る  冬の孤独―霞へ  愛する人よ、僕の子犬が死んだ―小さな指に  小さくて冷たい脚―私の冷えきったつまさきに  引き受けること―苦難の中の妻へ  僕は終身君の囚徒だ―霞妹へ  世界を刺すナイフ―僕の小霞へ  ゴッホと君―小霞へ  君・亡霊・失敗者―僕の妻へ  イエスを仰ぐ―僕の謙虚な妻へ  聖アウグスティヌス―『懺悔録』を好む霞へ  カントに脱帽する―カントを読んだことのない小霞へ  ある日の早朝―ひとりチベットにいく霞へ  妻へ   付録 劉暁波判決文(2009.12.25)   あとがき  劉暁波の思想             徐友漁 訳者解説  劉暁波にとっての「民主」、その他   丸山哲史・鈴木将久 『劉暁波文集』原題、初出一覧 劉暁波 略歴      

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