宇宙と惑星と 機動戦士ガンダムUC 8 角川文庫

福井晴敏【著】

• 販売会社／発売会社: 角川書店/角川グループパブリッシング
• 発売年月日: 2011/01/24
• JAN: 9784043944088

商品レビュー

2018/10/16

ジオン共和国は敢えて戦後の日本っぼく描写してる。福井晴敏節ゼンカイ。風の会が活躍するのかと思いきや、余りにも不甲斐なく可哀想過ぎるオチ。

9巻のための覚書
ラプラスの箱を目指してインダストリアル7に向うフルフロンタル、ネェル・アーガマ。そしてそれを追うアルベルト乗艦のゼネラル・レビル、先行するリディのバンシィ。
フルフロンタルの如何わしさが現れ始めた。シャア本人ではないっぽい。
ネェル・アーガマ占拠に失敗したジンネマン隊はどうなる？
ブライトは再登場する？

2018/10/14

アンジェロがインコムを装備する新型機ローゼン・ズールに、リディはバンシィに搭乗。呉越同舟のラーカイラムでガランシェール組が蜂起、ジオン共和国軍も現れ・・・フルフロンタルの真のねらいを問いただしたミネバ・ザビはフルフロンタルと袂を別つ。ラプラスの箱、最終ポイントは発端の地であるインダストリアル７のメガラニカへ
それはそれとして、ジオン共和国軍の悲哀が某国の実力組織と重なって少し・・・まあ、あそこまで酷くはないと思うが

2018/01/08

2018年3冊目（2018/1　3冊目）。この巻ではこれまで謎になっていたフル・フロンタルの真意が明らかになる。何かを成すために「世界の総意の器」となる姿は一見えらいなと思うけど、自分の総ての存在を捨てて犠牲となる生き方はどうなのかなと考えさせられる。昔プレイしたゲームで「英雄」とは世界を救うために犠牲を強いることをテーマにしたものがあったが、フル・フロンタルはただそれに酔っているだけだと文章を読んで思った。物語も佳境。バナージ、フロンタル。ラプラスの箱に辿り着くのはどちらか。続きも読んでいきたい。