- 中古
- 書籍
- 文庫
流刑の街 ヴィレッジブックス
定価 ¥946
220円 定価より726円(76%)おトク
獲得ポイント2P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ヴィレッジブックス |
発売年月日 | 2011/01/20 |
JAN | 9784863323032 |
- 書籍
- 文庫
流刑の街
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
流刑の街
¥220
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
以前であれば、ベトナム帰還兵。最近ではアフガニスタンやイラクの戦場を経験した元兵士を主人公に据えた作品が多くなってきた。いかにアメリカが過去も現在も、あらゆる戦争に当事国として関わり続けているかが分かる。 本作は、麻薬マフィアの抗争を軸に、生きる糧も行き場も無くした元兵士の成り...
以前であれば、ベトナム帰還兵。最近ではアフガニスタンやイラクの戦場を経験した元兵士を主人公に据えた作品が多くなってきた。いかにアメリカが過去も現在も、あらゆる戦争に当事国として関わり続けているかが分かる。 本作は、麻薬マフィアの抗争を軸に、生きる糧も行き場も無くした元兵士の成り上がりと挫折、壮絶な復讐劇までを描くノワールタッチの犯罪小説。 中盤までは、無垢で従順な主人公の行動はいささかじれったいが、全てを失ったあとからの血みどろの闘いは、クライマックスまで疾走し、怒濤の盛り上がり方をみせる。 ストーリー展開に船戸与一の猛き箱舟との類似を感じた読者も多いだろう。血のたぎるテンションの高さでは船戸の筆力が勝るが、破滅へと向かって全てを破壊していく暴力の噴出度では負けてはいない。
Posted by
主人公はイラクからの帰還兵だ。不如意な生活、うだつの上がらぬ日々が続いた。暴漢に襲われ、仮借のない反撃を加える。その後、見知らぬ男からオファーがある。男も元軍人であった。仕事内容は麻薬組織の襲撃で、軍隊時代を彷彿(ほうふつ)とさせる生き生きした生活が蘇った。ドン・ウィンズロウ著『...
主人公はイラクからの帰還兵だ。不如意な生活、うだつの上がらぬ日々が続いた。暴漢に襲われ、仮借のない反撃を加える。その後、見知らぬ男からオファーがある。男も元軍人であった。仕事内容は麻薬組織の襲撃で、軍隊時代を彷彿(ほうふつ)とさせる生き生きした生活が蘇った。ドン・ウィンズロウ著『犬の力』と似ているが、私はプロパガンダ臭がない分、本書に軍配を上げる。 http://sessendo.blogspot.jp/2014/04/blog-post_7.html
Posted by
ボストンで鬱屈した日々を送るイラク帰還兵のメイヴンは、麻薬組織を襲撃して街を浄化するという集団に引き込まれるのだが……。 行き場のなさ、虚無感に苦しめられる帰還兵という設定がどこか『ランボー』を思い起こさせる。前半部の鬱屈してやさぐれていた心情が、仲間や使命を得ての高揚感へと変化...
ボストンで鬱屈した日々を送るイラク帰還兵のメイヴンは、麻薬組織を襲撃して街を浄化するという集団に引き込まれるのだが……。 行き場のなさ、虚無感に苦しめられる帰還兵という設定がどこか『ランボー』を思い起こさせる。前半部の鬱屈してやさぐれていた心情が、仲間や使命を得ての高揚感へと変化していく辺りの描写が秀逸。中盤で少しダレるものの、終盤の怒涛のアクションシーンも見事。
Posted by