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運命の人(3) 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/01/07 |
JAN | 9784167556082 |
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運命の人(3)
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商品レビュー
3.8
53件のお客様レビュー
弓成の落ちぶれ方も実話なのだろうか。 しかし、新聞記者としては頑張っていたかもしれないが、人間としてはひどい男だな、という感想。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いわゆる『外務省漏洩事件』、『西山事件』を題材にする本作。 ・・・ 第一巻・第二巻で、特ダネ記者弓成の、過剰気味の自信を実績で証明するかの仕事ぶり、外交官や政治家への食い込み、外務省事務官との情事、情報漏洩による逮捕、警察への尋問、そして起訴までの様子でした。 第三巻は、概ね裁判の様子にあてられます。そして主人公弓成の境遇が右肩下がりに落ちてゆきます。 結果的に一審は勝訴(無罪)ながら、三木は有罪とされ、情報源の秘匿をできないという記者としての誇りをもズタズタにされた弓成。会社でも疎まれはじめたことを察し、職を辞する。そして家庭に顔向けできないと実家の九州へ単身戻り、実父の会社へ入社。最悪やな。 その間、控訴審が進行し、控訴審では有罪。 弓成側の大野木弁護士、もう一方の被告の三木と弁護士の坂本。加えて裁判官の様子がドラマティックに描かれます。端的に言えば、今度の裁判官は保守側ということでした。 なお最高裁では控訴棄却ということで、弓成=悪者、の印象が確定。三木の手記が週刊誌に掲載され、あることないことが流布されることになります。 こうして失意の中、実家の仕事にも身が入らず、博打にうつつを抜かします。 自暴自棄になりつつある弓成の様子は、幾許か自業自得的に私は感じます。でも一層気の毒なのは奥様と子どもたちでしょう。このあたりは夫婦にしか分からないこともあろうかとは思いますが、胸が苦しくなります。 ・・・ ということで第三巻。 裁判といえども、ポジションを取る(つまり裁判官の意見も相対的正しさ)ということが良く分かります。また、家庭をないがしろにする感がなかなかひどく、ショーワという過ぎし時代を感じました。 裁判の様子、ジャーナリズム、社内政治、家族とは何か、等々に関心のかる方にはお勧めできる作品であると思います。
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超一流の新聞記者弓成は国家機密漏洩に関する裁判を通して逆転有罪となってしまう。 父の青果会社に入り悶々とした日々を過ごす。 結末が読めない終わり方の3巻、全4巻のこのシリーズだが、タイトルの運命の人とこれまでのストーリーも結びつかない。どのような結末が来るか楽しみです。
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