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覇者の条件 文春文庫
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海音寺潮五郎【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/01/07
JAN 9784167135584

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商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2021/06/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

海音寺潮五郎 2作品目 歴代の覇者の特長を紹介するエッセイ。 印象的なのは、”運”というもの。「古代には、呪術者はたくさんいた。中臣氏、忌部氏、卜部氏など。しかし、その呪術が最もよく当たったのは、天皇家だった。」そして「当たるということは、つまり幸運だった」思わず納得してしまった。 ちょうど、いくつもの「人類種」の中から、ホモサピエンスだけが生き残ったように。生き残ったものを、人類と呼ぶように、信頼された呪術者が”天皇”家となっただけのこと。 すべてを「運」頼みにしているわけではないが、”尽くして天命を待つ”といった心境でしょうか? うまくいかなければ、天命がなかったと割り切ればいいのだが、そのために命を懸けるとなると、歴史は残酷だ。 そして、歴史をみると、ふさわしい時代にふさわしい人物がいる(覇者となる)ような気にさせられる。それ以外の選択肢がなかったように。 奥の深さを感じた。

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2021/04/29

歴史小説家がエッセイ風に武将達の人となりや振る舞いを綴る。タイトルからは豪快な生きざまの紹介を想像してしまうが、武将達がその時々の社会の中でしたたかに、どう生き残るために振る舞ってきたかが描かれている。 織田信長の章が印象深い。狂気に満ちたリーダーであり、それまでの社会の矛盾(...

歴史小説家がエッセイ風に武将達の人となりや振る舞いを綴る。タイトルからは豪快な生きざまの紹介を想像してしまうが、武将達がその時々の社会の中でしたたかに、どう生き残るために振る舞ってきたかが描かれている。 織田信長の章が印象深い。狂気に満ちたリーダーであり、それまでの社会の矛盾(権力者や宗教人の傲慢)を打ち破るために必要な人物として現れ、その急進的なやり方故に滅ぼされたとしている。他にも細川重賢(初めて聞いた名前かも)が、家を統率するために敢えて厳しく振る舞って家臣たちの気を引き締めたなど、筆者には「社会や組織を変えるためには時に独裁的なリーダーの存在が必要」という考えがあるようだ。 最後は平将門についてページを割いている。この本が書かれた頃に、筆者の原作から大河ドラマ「風と雲と虹と」が制作された頃だった。筆者は将門はこの頃には珍しい誠実な人柄だったのでは、と想定し、ドラマでは加藤剛がその将門を熱演していた。

Posted by ブクログ

2021/04/28

海音寺さんの武将評価と、風雲虹公開時の諸々。あくまで小説家としての評価なのだが、本当にそういう人であったかのように思わせる書きぶりはさすが。頼朝評などは、幕府の評価が大きく変わっている今読んでも説得的に読めてしまうから凄い。 たまたま石下まわりをうろついてるときに読めたのもよかっ...

海音寺さんの武将評価と、風雲虹公開時の諸々。あくまで小説家としての評価なのだが、本当にそういう人であったかのように思わせる書きぶりはさすが。頼朝評などは、幕府の評価が大きく変わっている今読んでも説得的に読めてしまうから凄い。 たまたま石下まわりをうろついてるときに読めたのもよかった。

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