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日本語の古典 岩波新書
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日本語の古典 岩波新書

山口仲美【著】

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日本語の古典 岩波新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2011/01/20
JAN 9784004312871

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日本語の古典

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商品レビュー

4

27件のお客様レビュー

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2024/05/13

勉強の科目の一つであり、多くの高校生を悩ませている古典(ここでは、日本の古文のこと)が、ワクワクとおもしろく感じられたら、どれほど幸せだろう。もちろん、文法や単語、古典の世界の「常識」を勉強し、身につけることも必要だ。しかし、それらに向き合うだけで終わってしまうなら、古典を読む楽...

勉強の科目の一つであり、多くの高校生を悩ませている古典(ここでは、日本の古文のこと)が、ワクワクとおもしろく感じられたら、どれほど幸せだろう。もちろん、文法や単語、古典の世界の「常識」を勉強し、身につけることも必要だ。しかし、それらに向き合うだけで終わってしまうなら、古典を読む楽しみまではたどり着けない。この本のように古典の楽しみを活き活きと語る本が、勉強の先にあるおもしろさを伝えてくれる。時代のフィルターを通過し、今に読み継がれる名作たちを、主体的な楽しみとしてつかみ直すのに、これほどの好著はない。◆『古事記』から『春色梅児誉美』まで、日本の古典の名作を時代順に全30作、ぴったり8ページずつ紹介するこの本は、どこからでも読み始めることができ、気軽に読める。また、一つひとつの作品の最も印象深い場面を具体的に紹介してくれているので、ストーリーを読む楽しみもある。『平家物語』を「死の文学」としてとらえ紹介する「敦盛最期」の場面、『太平記』の楠木正成の活躍ぶりなどは、この本によってさらに面白く感じられるはずだ。また、「下ネタ満載」の『東海道中膝栗毛』が、ハラスメントだらけのピリピリした現代社会の価値観を考え直させると指摘するなど、古典が現代に投げかける意味も教えてくれる。◆また、この本では、全体を通して、筆者の読書体験とその深まりを率直に書いている。一読しただけでは面白く思えなかった物語が、そこで使われている日本語の特質に注目して読み直すことで、その面白さにあらためて気づく。各時代ごとに日本語はこんなにも活き活きと語られていたのだ。その魅力を現代に教えてくれる本。 〈K〉 紫雲国語塾通信〈紫のゆかり〉2016年8月号掲載

Posted by ブクログ

2024/05/03

 日本古典文学の代表作を国語学の視点で概観したもの。新書向けに書かれており、エッセイ的な要素もある。それぞれの作品が時代の中でどのような立場で書かれていたのかを言葉の用例から述べている。読書案内としても読むことができる。

Posted by ブクログ

2021/03/20

以前から、この人の本は好きで、何冊か読んだ。 『日本語の歴史』は同じ岩波新書。 一瞬、あれ?これ読んだやつだっけ?と混乱する。 『日本語の歴史』は、書紀形式、文体、係り結びなどの文法と、発音、文語と口語の関係など、日本語の言語的な変遷が説明されていた。 こちらはやはり奈良朝か...

以前から、この人の本は好きで、何冊か読んだ。 『日本語の歴史』は同じ岩波新書。 一瞬、あれ?これ読んだやつだっけ?と混乱する。 『日本語の歴史』は、書紀形式、文体、係り結びなどの文法と、発音、文語と口語の関係など、日本語の言語的な変遷が説明されていた。 こちらはやはり奈良朝から江戸後期までを扱い、各時期の名作を数篇ずつ取り上げる。 取り上げられる作品はほぼ王道の名作。 ただ一つ、「蘭東事始」が取り上げられているのが異色だ。 そう、『蘭「学」事始』ではない! 現存する刊本には「蘭東」または「和蘭」であって、「蘭学」とあるのは一つもないとのこと。 『奥の細道』のところで、(紀行文の)どこが面白いか分からない、と率直に書いておられ、ほっとする。 私も、ちっともわからないから。 それぞれの作品についての記述は、もうちょっと読みたい、というところで終わる。 いっそ、文学研究者とタッグを組んで書いていただいた方が、とも思ったが…。 もっと面白いところを紹介してほしいと思うくらいのところでやめるのは、狙ってのことかな、とも思いなおす。

Posted by ブクログ

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