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これから、中国とどう付き合うか

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2011/01/05 |
JAN | 9784532354558 |


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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
この本、2011年に出ていて、その時点であれば日中関係は著者が説くようにwin-winの関係も築けたかもしれないが、2013年の現時点ではこの本に書いている多くの事が実施不可能に陥っていると思われる。残念!
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政治と経済、どちらにおいても切り離すことは出来ない中国。現代の日本国民は、その中国のことをどれだけ理解しているのであろうか。 本書を読めば、どれだけ自分が現代の中国を正しく理解できていないかが分かる。 勿論メディアで報道されるように、隣国といえどもまだ信頼できない不安な要素はあ...
政治と経済、どちらにおいても切り離すことは出来ない中国。現代の日本国民は、その中国のことをどれだけ理解しているのであろうか。 本書を読めば、どれだけ自分が現代の中国を正しく理解できていないかが分かる。 勿論メディアで報道されるように、隣国といえどもまだ信頼できない不安な要素はあるし、社会主義国であることに抵抗を持つ人もいるだろう。 しかし、我々が理解するべきなのは、そんな近視眼的で感情的に捉えた中国ではない。 新時代を築き、『戦略的互恵関係』を交わしていく中で、アジアひいては世界の繁栄と平和の協力の構図を一緒に作り出す、日本の良きライバルであり、パートナーとしての中国である。 本書はその重要性を気付かせてくれた。 2011年に読んだ本の中で、ベスト5に入るだろう。
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ここまで変わった中国とどう付き合うか《赤松正雄の読書録ブログ》 台頭する中国に、ついにGDPで追い抜かれた日本。日本の動揺は深く静かに進行しているかに思われる。“国交回復40周年”を明年に控える今、改めて巨大な隣国との関係に思いをいたす日々が続く。 宮本雄二『これから、中...
ここまで変わった中国とどう付き合うか《赤松正雄の読書録ブログ》 台頭する中国に、ついにGDPで追い抜かれた日本。日本の動揺は深く静かに進行しているかに思われる。“国交回復40周年”を明年に控える今、改めて巨大な隣国との関係に思いをいたす日々が続く。 宮本雄二『これから、中国とどう付き合うか』は、転換期にある日中関係を考えるうえで、大変役立つ本だと思われる。中国について私は、どちらかといえば、批判的な眼差しを持つ一連のものを読んできた。この本は中国大使としての経験に基づいて著者が冷静にこれからのあるべき両国の立場を語っており、今の時点で欠かせぬ一冊だといえよう。 実は、前大使が書いたということもあり、かなり中国寄りのものではないかとの思い込みがあった。そんな私が尊敬する中国ウオッチャーのジャーナリストN氏と外務省の最高幹部S氏らとで一緒に懇談する機会があった際に、訊いて見たところ、二人の評価は一致した。「とてもいい本、お薦めです」と。で、読む気になったというのが正直なところ。 全編に流れるトーンは、中国に良識的な対応を求めていることである。「どうか王道を歩んで欲しい。間違っても覇道を歩むなんてことはやめて欲しい」―こういう強い思いに溢れている。それに対して日本人には「自信を持って欲しい」ということを繰り返す。明治以来の先達がやってきたことを思い起こせば、僅か百年で劣化するはずがないではないか、と。なんだか切ない思いが漂ってくるのだが…。 「台湾」「領土をめぐる問題」「歴史問題」など3つの中心的課題や、戦略的互恵関係についての核心をえぐる内容も当然読み応えがあるのだが、挿入された“余滴”のようなくだりも捨て難い。 たとえば、旧来の典型的な日本人像(ちょび髭、丸メガネの軍人やペコペコあやまる姿)を打ちこわしたのが09年に作られた中国映画「非誠勿擾(フェイ・チェン・ウー・ラオ)」(邦題「狙った恋の落とし方」)という。この映画は中国人の北海道旅行ブームを巻き起こしたものとして著名だとして、宮本さんは丁寧に紹介していて興味深い。早速、観た。なかなか味わい深かった。私は北海道の風景もさることながら現代中国の風俗にかなり感じ入った。ここまで中国も中国人も変わったのか、と。 ただ、それもこれも東日本大震災の影響からどう立ち直るかにかかってくるとの要素は見逃せない。この本の出版は今年一月だけに、そのあたりズレているのが少し残念な気はする。
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