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日本の刺青と英国王室
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日本の刺青と英国王室

小山騰(著者)

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日本の刺青と英国王室

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 藤原書店
発売年月日 2010/12/01
JAN 9784894347786

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商品レビュー

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2023/08/30

テーマはとても面白い。ただ関係図もなしにヨーロッパ貴族の系譜をつらつら述べたりと目が滑る箇所が多い。読んでる途中で外国人が書いた翻訳本だっけと思ってしまった。あと面白そうな出典資料が多いのに古すぎてそこにあたれない。一次資料を参照しているってことではあるので否定されることではない...

テーマはとても面白い。ただ関係図もなしにヨーロッパ貴族の系譜をつらつら述べたりと目が滑る箇所が多い。読んでる途中で外国人が書いた翻訳本だっけと思ってしまった。あと面白そうな出典資料が多いのに古すぎてそこにあたれない。一次資料を参照しているってことではあるので否定されることではないけれど

Posted by ブクログ

2019/03/02

またまた、不思議な題名の本ですが、 静岡新聞の書評で知り、興味がわいたので、予約を。 順番がきて、読みました。 史実を膨大な資料から掘り起こして書いてある本で、 読み物としてというより、歴史書的内容で、少し硬い文章。 ざっくりと、説明すると、 刺青は、まだまだ文明の始まりの頃...

またまた、不思議な題名の本ですが、 静岡新聞の書評で知り、興味がわいたので、予約を。 順番がきて、読みました。 史実を膨大な資料から掘り起こして書いてある本で、 読み物としてというより、歴史書的内容で、少し硬い文章。 ざっくりと、説明すると、 刺青は、まだまだ文明の始まりの頃に世界各地で 自然発生的に発生していたが、それ以降は特に大流行しなかった。 が、江戸時代も終わりに近づいてくると、 海外から外国人が日本にやってくることが多くなった。 江戸時代の鎖国で他の国とは全て違う発展の仕方をし、 文化の円熟期を迎えていた日本。 刺青も他の文化と同様に、外国のそれとは全く違った。 中で、日本の刺青に魅せられた軍人が手紙で書いているのだが 外国のそれは、白い肌をキャンパスにし、絵を描くが、 日本では、刺青のなかにいかに、白い部分を生かして 絵を描くか!に、趣向を凝らす。 なので、外国には無い、ぼかしのテクニック (これが痛いのだそうだ)、赤色、 緻密なデザイン等々、海外の人を魅了した。 日本では当時、今とほぼ同じように 刺青は一般人がするものではなく 取り締まっていたくらいなのだが 外国人からすると、他の国では出来ない日本の刺青を 日本土産のように、することがブームとなった。 明治時代には5人の英国王子、ロシアのニコライ皇太子が訪れて 5人の王子のうち4人が、ニコライ皇太子も! なんと日本で刺青をしている。 そのためか、王侯貴族の間で流行となり、 海軍士官、船員をはじめ来日欧米人の 密かなあこがれになってしまった。 そして、このことから、英国でも刺青師が職業として 発生する。なんとあのチャーチル首相の母も バングルの下に三色を使って蛇をほっていたから驚く。 また外国人にとって刺青は個人を確定するという 別の意味もあったようだ。 戦争などで、誰かわからぬ時に刺青でわかったということが。 彫千代、彫豊、など有名な彫師がいたそうで、 彫千代など、図柄の見本帳が今でも残っている。 刺青は嫌だが図を見ると、かなりの芸術的センスが あったことがうかがえた。 やはり、独自の文化を作り上げた日本人は 世界の中でも類を見ない美意識、センスがあるのだろう。

Posted by ブクログ

2011/12/17

刺青は今もファッションとして流行りのようだけれど、例えば温泉で刺青があったら入れないとか就活のため入れた刺青を消すなんて聞くとやっぱり日本の風潮としては『如何なものよ』的なんだろうなあと(そして私自身もそう思うけれど)、そんな刺青がかつて英米でハイクラスの人たちに人気だったという...

刺青は今もファッションとして流行りのようだけれど、例えば温泉で刺青があったら入れないとか就活のため入れた刺青を消すなんて聞くとやっぱり日本の風潮としては『如何なものよ』的なんだろうなあと(そして私自身もそう思うけれど)、そんな刺青がかつて英米でハイクラスの人たちに人気だったというのが驚き。まあ流行を追及するのにハイだのローだの関係ないだろうし、上の人がやったから追随するというのや、軍人が己になにかあったときの目印としてというのも分からなくはないけどね。

Posted by ブクログ

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