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ドン・フェルダー自伝 天国と地獄 イーグルスという人生
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東邦出版 |
発売年月日 | 2010/12/17 |
JAN | 9784809409066 |
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ドン・フェルダー自伝
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ドン・フェルダー自伝
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
2000年以降のイーグルスに関しては、驚くことばかりだった。ドン・フェルダーのイーグルスからの脱退には本当に驚いた。理由にも驚いた。"バンドに貢献していないから”。その後イーグルス名義の収入のうち、2/7ずつをグレン・フライとドン・ヘンリーがとり、1/7ずつをあとの3...
2000年以降のイーグルスに関しては、驚くことばかりだった。ドン・フェルダーのイーグルスからの脱退には本当に驚いた。理由にも驚いた。"バンドに貢献していないから”。その後イーグルス名義の収入のうち、2/7ずつをグレン・フライとドン・ヘンリーがとり、1/7ずつをあとの3名で分配する契約だったことを知って、驚いた。そしてニューアルバムの発売(しかも2枚組み)、本書の発売、イーグルスからの答礼と言うべきインタビューDVDの発売、グレン・フライの死とドン・ヘンリーの解散宣言。そして何故かイーグルスのツアーをのこり3名とバーニー・レドンでまたやっている・・・・なんとまあ、誰の意思なのか?肥大化しすぎて誰かの意思ではコントロール仕切れず、転がり続けるしかないのか?いずれにせよ、”スマート”ではないわな。 本書の多くはイーグルス加入から解雇までである。当初はメンバー全てがボーカル、作曲等民主的にやっていたが、バンドの売れ線からの方向性の変更に伴う主導権の変化、それに伴うギャラや待遇の配分の変化などで、いかに揉めたか、を赤裸々に描いている。 雑誌の記事、インタビューの動画などでは、”仲良くやっている”とか、”仲間だ”など、ニコニコして肩を組みながら話をしているが、そこはあくまで人間のやること、いろいろとあるようだ。 ドン・フェルダーの言い分を全て信じるとするならば、グレン・フライ、ドン・ヘンリー、マネージャーのアーヴィン・エイゾフは”フェアではない”。しかし、イーグルスは方向性の変更から巨万の富を生み出す"マシン”に変貌した。変貌した原因は明らかである。ドン・ヘンリーとグレン・フライである。作詞作曲、ボーカルと彼らが主導権を持ったから、バンドは世界規模にまで大きくなり、かつドン・フェルダー自体も金持ちになったはずだ。事実。イーグルス以外の彼の活動は、はっきりいってパッとしない。ドン・ヘンリーとグレン・フライをメインに押しだし、後の3名はパーマネントメンバーとして横に並べておいても、待遇に差をつけるのは仕方がないだろう。ドン・フェルダーの言い分自体が"フェアではない"と言える。事実、ジョー・ウオルッシュ、ティモシー・B・シュミットも、ドン・フェルダーに賛同していない。グレン・フライの専横という表現が良くされているが、アルバムを発表するにつれてリードボーカルはドン・ヘンリーの比重を増やしている。さらにランディー・マイズナーが”Take it to the limit”をやりたくない、とバックステージで言い出したときも、”俺もtake it easyなんか歌いたくないが、ファンがこれを待っているからやる、だからオマエもやれ”。グレン・フライはプロである。 ただ、契約自体はイーグルス側はかなり無茶をしていたようだ。事実解雇後の裁判では、ドン・フェルダー側にかなり有利な判決になっている。 本書を読んだ結論としては、組織形態の変化に伴って、人間関係は変化してしまう、ということ。組織への貢献度の評価というのは、その組織の構成員皆が納得できる基準を作成することは困難である、ということ。そして、自分の置かれた立場を正確に理解し、上手く振る舞う、というのは実はいかに難しいか、ということ。イーグルスのメンバーですらできなったのだから。
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小学校の高学年の時、従兄弟のレコードラックを漁ってたら出てきたのがホテル・カリフォルニアだった。その時からイーグルスの、とりわけランディー・マイズナーとドン・フェルダーが大好きだった。今だからこそ理解できる内容がこの本には書かれている。 それをじっくり読み砕きながらも、偉大なるヒ...
小学校の高学年の時、従兄弟のレコードラックを漁ってたら出てきたのがホテル・カリフォルニアだった。その時からイーグルスの、とりわけランディー・マイズナーとドン・フェルダーが大好きだった。今だからこそ理解できる内容がこの本には書かれている。 それをじっくり読み砕きながらも、偉大なるヒット曲は色褪せることは無かった。。 全ては乾き切った夜の砂漠の中に包み込まれているのかもしれない。。
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「ホテル・カリフォルニア」 ♫ 暗い砂漠のハイウェイで 涼しい風が髪をなびかせる コリタスの温かい匂いが あたりに立ち上る 見上げると、はるか彼方に 輝く光を見つけた 頭が重くなり、眼がかすんできたので 今夜は早く休んだ方がいい 彼女は入り口に立っていた 私は礼拝の鐘を聞いて ...
「ホテル・カリフォルニア」 ♫ 暗い砂漠のハイウェイで 涼しい風が髪をなびかせる コリタスの温かい匂いが あたりに立ち上る 見上げると、はるか彼方に 輝く光を見つけた 頭が重くなり、眼がかすんできたので 今夜は早く休んだ方がいい 彼女は入り口に立っていた 私は礼拝の鐘を聞いて そして自問自答した 「ここは天国か、それとも地獄か」 すると、彼女は蝋燭を灯して 私を案内してくれた 廊下で声がした それはこんなふうに聞こえた… ようこそホテルカリフォルニアへ なんて素敵な場所 なんて素敵な場所 なんて素敵な方たち ホテルカリフォルニアには 部屋がたくさんございます 年中無休ですから あなたはここでお好きな部屋を 見つけることができます 彼女はティファニーに首ったけ メルセデスベンツもお気に入り そのうえ大勢のかわいい男の子 彼女が友人と呼んでいる彼らは 中庭でダンスを踊っている 甘美な夏の汗 みんな思い出の記念にダンスを踊り 何もかも忘れてダンスを踊る 私はボーイを呼んで頼んだ 「ワインを持ってきて」と すると彼は言った 「私たちは1969年以来スピリット(酒=魂)を ここには置いておりません」 そして、やさしい声が遠くから呼ぶ あなたは夜中に目を覚ます ほら聞こえるだろ、彼らが言っていることが… ようこそホテルカリフォルニアへ なんて素敵な場所 なんて素敵な場所 なんて素敵な方たち 彼らはホテルカリフォルニアで エンジョイしています なんて素晴らしい驚き なんて素晴らしい驚き さあ何でもいいから来て 天井のミラーや氷上のピンクのシャンパン そして彼女は言った 「私たちはみんなここの囚人、 でもそれは私たち自身が望んだこと」 そしてまた、支配人の部屋に、 彼らは祝宴に集まった 彼らは磨かれたナイフでそれを刺す でも、獣を殺すことはできない 私が覚えている最後のこと、 私はドアに向かって走っていた 私は自分が以前いた場所への通路を 見つけなければならない 「リラックスして」と 夜警の男たちは言った 私たちは補助のための要員です あなたは、好きな時にチェックアウトできます でも、あなたは 二度と立ち去ることはできません ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 美しいメロディにのせて、眩惑的な暗喩に満ちた歌詞が、悲しくも切ない心震えるような、だが絶望の彼方にはきっと何か違う明日が待っているはずだという確信にも似た希望を抱いて、甘美な歌声がいつ果てるともなく続きます。 ここには、もちろん明確なパースペクティブがあるわけではありませんが、少なくとも現在に対する悔恨の思いが、過去を振り返ってノスタルジーに浸るのではなく、あの時のピユアな生き方を忘れたのか俺もお前も、と、静かに絶叫しているのです。 嗚呼、なんということを!痛恨のイーグルスとでも呼べばいいのでしょうか。 つくづく、もっと英語をちゃんとやっておけば理解できたのにとか、外国語の楽曲に接するときは、必ず訳詞にきちんと目を通してその曲のメッセージをわかった上で聞くように、あれほど口を酸っぱくして自分自身に言っていたにもかかわらず、なぜかイーグルスに関しては上の空で聞き流していて、この体たらくです。 何をですって? きちんと歌詞の意味も把握して聞いておられた方には、恥ずかしくて顔もむけられませんが、単なるハーモニーが美しいロック・グループくらいにしか思っていなかったイーグルスが、実はとてつもない存在だったことを、つい先日、たまたま見たNHKの「SONGS」という番組で知ったからです。 ビートルズについては、メディアの過熱気味の報道から熱心なファンでなくてもほとんど何でも知っている情況ですが、イーグルスとなるとそうはいきません。 この本は、今はイーグルスを離れていますが、不朽の名作「ホテル・カリフォルニア」をこの世に生み出したドン・フェルダーの書いた自伝です。 自伝という体裁はとっていますが、あの絶頂期に到るまでのイーグルスに関しての全告白という感じで、けっして時代に迎合しないで、それこそ魂を込めて、時代を見つめ未来を見つめて生き切ったロック野郎の激白という本で、とても読みごたえがありました。 はたして、私たちもホテル・カルフォルニアから抜け出せるのでしょうか。
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