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イタリア 24の都市の物語 光文社新書
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イタリア 24の都市の物語 光文社新書

池上英洋【著】

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イタリア 24の都市の物語 光文社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2010/12/20
JAN 9784334035990

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商品レビュー

3.6

19件のお客様レビュー

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2024/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

美術史家の池上さんの作品。というかお名前初めて伺いましたが。 タイトル通りの作品。エッセイというには内容が濃い読み物ですが、一章一章は十数分で読めてしまう気軽なものです。 ・・・ やはり良さというと、想像を掻き立てる、行ってみたくなるという事でしょうか。 収録されている24の地域を挙げますと、サン・レオ、アッシジ、ヴィンチ、ティヴォリ、シラクーザ、タオルミーナ、ヴェネツィア、ルッカ、マントヴァ、フェッラーラ、カノッサ、フィレンツェ、ボマルツォ、オルヴィエート、シエナ、ヴィチェンツァ、ペルージャ、ローマ、ヴェローナ、アマルフィ、サン・ジミニャーノ、チェファルー、マテーラ、パレルモ、です。 おそらく多くの普通の日本人は、この中でご存じな町は精々4つか5つくらいなのではないでしょうか。でも、これだけ多くの世界遺産、素敵な町、その背後にある芳醇なストーリーがあるのに、日本人に知られていないのは実に残念な話です。 一例を申し上げましょう。 難攻不落のカリオストロ牢獄に幽閉された自称カリオストロ伯爵は詐欺師だったとか(サン・レオ)、レオナルド・ダ・ヴィンチはフィレンツェ上流階級の非嫡男と生まれ農村で育てられたとか(ヴィンチ)、教皇アレクサンデル6世の子として生まれ3回の結婚を経て世を去ったルクレツィアの話(フェッラーラ)など。あと、当時絶世の美女とうたわれたシモネッタの肖像画各種(フィレンツェ)とか。 こういう話を聞いたらちょっと行ってみたくなりませんか? ま、これらにピンと来る方ならば、イタリアに行こうが行くまいが読んで損はないでしょう。 ・・・ 逆に言うと、行く予定もなく、イタリア好きでもない方にはうまく刺さらない可能性があります。 普通の一般的日本人は上記のなかでローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアあたり知っていると思います。世界史を頑張った方は、シラクーザ、パレルモ、カノッサあたりは名前は憶えていると思います。サッカー好きはペルージャはご存じでしょう。 でもこれ以上は厳しい(良く知らない)のが実情だと思います。 そうした意味では、やはり一種目的のある方向けの作品だと思います。 ・・・ ということで美術史家池上氏による、エッセイ調で肩の凝らないイタリア小噺集でした。 イタリアに興味のあるかた、近々旅行に行く方、あるいは丁度帰ってきた方にはお勧めできる作品です。

Posted by ブクログ

2021/08/03

イタリアの都市を、歴史や逸話をもとに紹介している。 イタリアに行ったことはなくても、 世界史の本で通り過ぎた都市が魅力いっぱいである。

Posted by ブクログ

2021/01/31

小さいころから何故かイタリアが好きで、興味があったから読んでみた。 歴史はあんまり得意じゃないから難しくてちょくちょく読み進めたけど、イタリアの美しい街並みはたくさんの英雄や偉人たちの日々の軌跡によって作り上げられたものなんだなーと思った。ますます行ってみたくなった。

Posted by ブクログ

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