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通貨経済学入門
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2010/12/15 |
JAN | 9784532133993 |
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
以前に買って本棚に積んでおいた本を、一気に読み切りました。 資産に関する考察が、いよいよ「そもそも、お金ってなんだ?」というところまで踏み込んで参りました。 【読んで思った事】 (1)通貨の価値というのは、それほど確かな存在ではない。 普段はあまり意識していないが、通...
以前に買って本棚に積んでおいた本を、一気に読み切りました。 資産に関する考察が、いよいよ「そもそも、お金ってなんだ?」というところまで踏み込んで参りました。 【読んで思った事】 (1)通貨の価値というのは、それほど確かな存在ではない。 普段はあまり意識していないが、通常の商品と同じで価値の値上がり値下がりが結構ある。 10年のスケールで考えれば、倍半分の変動なんてザラ。 (2)現在の国家の信用を前提とした貨幣経済は、まだ歴史が浅い。 金との兌換を廃止したのは1971年である。 1800年代後半~1900年代前半にも、不換紙幣の時代は各国に存在したが ことごとく紙幣の大量発行によるハイパーインフレに陥っている。 (3)日本の財政赤字は未曾有の状況ではあるが 今のところ、ジンバブエのハイパーインフレ(物価上昇率2億%/年)のような事にはならない。 国債の入札が未達になって、日銀が国債を引き受けるようになってから ハイパーインフレの道が開かれる。 (4)ただし、5年で物価が2倍ぐらいになる狂乱物価はいつ起きてもおかしくない。 いつ、どれぐらいのインパクトで起こるか分からないけど 日本円は円安、長期金利は上昇方向で準備をしておけば、まあ間違いないか。 確変フィーバー後の運用はショーグン債に決定だ!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【感想】 本書の目的があまりはっきりしない。「通貨経済学」というが、国際通貨制度のインフラの多様性と歴史を概括するだけに終始しているから(そんなものはウィキれば済む)、「学」ではない。タイトルは自分なら『国際通貨制度の仕組みと多様性』にする。 各国の通貨制度は、インフレファイターや通貨安に傾き易いものや、経済のファンダメンタルに踏み込み消費の多い国、財政赤字の国など、国家や民族の「体質」に決せされるとしている。そこから多様性を紹介するため、様々な通貨制度を説明しているのだろう。しかし、少し広く薄くなり過ぎな感があり、入門書であるなら内容を絞ってもう少し踏み込むべきだと感じる。 データや統計を載せているが、何がどうなったのかという説明はない。文字を大きく、分かり易く書いているつもりだろうが、どこに導かれているのか良く分からない。さらに、ユーロ危機の本質を捉え損ねている点で、本書の耐久性には…。 Ⅰ、ユーロを評価しているが… 2010年12月初版の本を現在(2012年5月)読むとという条件付きだが、『次の基軸通貨と言われるユーロ』(p153~)として、本書全体でユーロを「将来強くなる」と主張しているが、強さの根拠が不明。 ⑴、ギリシャ危機の問題を過小評価し、通貨が2割程度下がることで「危機にはいたらずに“通貨政策”の範囲に収まった」(p156)としている点はどうか。仮に、大幅な通貨切り下げをできず、理論上は長期的に(現状レベルの)通貨安による貿易拡大が財政均衡を可能であっても、市場は悠長ではない。 ⑵、ユーロの拡大を参加国の拡大と安易に結びつけているが、実際は脆弱性を抱え込んでいるのではないか。拡大しても、労働移動性が果たされず(人は簡単に生まれ故郷を捨てない)、失業率は各国でばらばらが現状。統一的な財政政策=国境を越えた所得移転は不可能。要は、EUは最適通貨圏でない点がはっきりしているし、政治統合の困難性を完全に見過ごしているので問題を過小評価し過ぎではないか。 ⑶、筆者は「このような国•民族の“体質”を行動経済学的にまずは理解することが大事で、画一的な政策は望ましくないと考える」(p211-2)と主張していながら、ユーロのように各国通貨政策を縛り、民族性を無視した「実験」を支持するのは安易で矛盾しているのではないか。結局、インフレファイターと経済成長路線、強い通貨と弱い通貨といった、筆者の言う通貨の「体質」に関わる問題がユーロを困難に陥れている。 Ⅱ、ドル基軸は弱体化しているのか? 『沈んでいく「基軸通貨米ドル」』(p150〜)とあり、リーマンショック以後の金融危機と米国の指導力の弱体化とを関連させている。つまり、危機を発生させる原因と制度の弱さや脆弱性を同一視している。しかし、現状はドイツ債と伴に米国債も買われていることをいかに説明するのか?危機を発生させたのは米国でも、より脆弱であったのはユーロのシステムであった。危機発生原因(場所)と脆弱性は一致していないのではないか。 【結論】 批判内容があとづけとなり恐縮だが、今から買うのであればもっとましな本があるということだ。Amazonのレビューは信用するな。 内容からして高すぎる。800円の日経文庫3冊買った方が「多様」でお得。国際金融のことなら、岩田規久男『国際金融入門』がまさに入門書として遥かに優れている。
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宿輪純一さん著。タイトルそのまんま、独自の考察も織り込みながらスッキリ纏めた大変完成度の高い入門書。通貨/貨幣をテーマにした本でありがちな、一昔前のマル経方面の内容は一切なく、地に足のついた内容。
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