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「鉄学」概論 車窓から眺める日本近現代史 新潮文庫
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「鉄学」概論 車窓から眺める日本近現代史 新潮文庫

原武史【著】

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「鉄学」概論 車窓から眺める日本近現代史 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2010/12/24
JAN 9784101345802

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「鉄学」概論

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商品レビュー

3.6

27件のお客様レビュー

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2022/01/28

「鉄道」を通じて見える社会、または社会を背景にした「鉄学」 文学、皇室、民営、学校、団地、思想、スト、暴動等々と鉄道の関係性 鉄道紀行文に関しては、私はほぼ知識はない 内田百閒が「移動手段としてではなく、趣味の対象として意識的に鉄道に乗り始めた最初の人」というのはどこまで信憑...

「鉄道」を通じて見える社会、または社会を背景にした「鉄学」 文学、皇室、民営、学校、団地、思想、スト、暴動等々と鉄道の関係性 鉄道紀行文に関しては、私はほぼ知識はない 内田百閒が「移動手段としてではなく、趣味の対象として意識的に鉄道に乗り始めた最初の人」というのはどこまで信憑性があるかはともかく そんな時代から鉄に魅入られた方がいらっしゃったんですねぇ 今やテレビでドラマをやるくらいに鉄道旅行記は認知がされているわけで、世間に広く認知されたものです 本文とは関係ないですけど、小説でも昔は時刻表トリックなんかが流行ってたよなぁ ま、乗り換え検索機能が広まってからはほぼ死滅しましたが…… 皇室のお召列車 昔は一泊以上する場合は神器と共に移動していたというのは知らなかった そう言えば今上天皇の即位式の際に、朝から降っていた雨が剣璽等承継の儀のときには晴れて虹が出たとかで「流石は天叢雲」とネットの一部では盛り上がってた記憶が 神話の「話盛ってるだろ感」はこうやって事実と誇張が入り混じってできあがるんだろうなぁと思った出来事でしたね 実際のとこ、過去も含めて天候との特異的な関係ってデータ上で確認できるんだろうか? 行幸先では行く先々で晴れだったとかってデータがあったら面白いな そんなお召列車も上皇陛下はあまりご利用になられなかったようで 山形にお召列車でいらっしゃったのは稀な機会だったのだと感慨深い 阪急と東急に関しては、関西人と関東人の気質の違いなのだと知る 梅田ダンジョンと言われる程に複雑化しか構内にもそんな理由があったとはね 頑なに駅を別にするというのは乗客にとってはどうなのかね? 国鉄もJRとなって既に民営化されたんだし、もういいんじゃね?と思わないでもない 「阪急電車」は有川浩の小説くらいの知識しかないかな あと、宝塚好き界隈のネタとかね 住環境が鉄道を呼ぶのか、鉄道により住環境が形成されるのか? ま、実際にはどっちのケースもありますよね 計画の出発点がどっちかというだけな気がする どっちのケースにしろ、交通網というのは人の中規模な行動範囲を規定するものなんですよね シムシティと並ぶ都市開発ゲーム「A列車で行こう」ですが 日本では鉄道と都市開発は密接に結びついてるよなぁ あと、学校や団地の環境が思想まで結びつくというのも目から鱗かな 左翼とか新左翼とか学生運動とか共産主義が広まる一端に鉄道が関係していたというのは思いもしなかった ストに関してはリアルタイムで体験した事がないのでよくわからない 植田まさしやサトウサンペイの4コマ漫画では取り扱ったネタがあったなぁと思うくらい 一部の職業にはストライキが認められていないという理屈はわかる それに対して遵法運転というやり方も致し方がないのもね それによって利用者が迷惑を被った結果、暴動が起きたというのも、昔は日本もそんなだったんだなぁと感慨深い ストの方法として、通常通り営業はするがお客から料金を取らないという方式もあるわけで、ストの目的や交渉相手を鑑みた方法がよいのでは?と思った 総じて、私自身は鉄道に対してまったく思い入れがなく、タモリ倶楽部でたまに鉄道回があるとちょっと惹いてしまう程度だけれども 鉄道そのものではなく、その背景や流れや関連など含めて解説されてあったので面白く読めた やはり知識はピンポイントよりは線や面で触れるとよいという典型かな

Posted by ブクログ

2017/11/10

内田百閒、阿川弘之、宮脇俊三の対比がおもしろかった。 阪急と東急の違いとか。 あとは昔は駅で暴動とか起きたことがあるんだ、ってことを知った。

Posted by ブクログ

2017/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011(底本2009)年刊。近現代史・天皇制度の研究者である著者(自称鉄道ファン。マニアと言うほどではないというのが奥ゆかしい)が、鉄道の関わる文学、作家、都市論、天皇と鉄道の関わりなどを説明するエッセイ。所々、著者自身の書を踏まえて叙述される箇所もあるが、他の新書や単行本とは異なり、内容は興味深いも、全体としてはエビデンスが明確でなく、軽い読み物と思われる。本書紹介の内田百閒氏、阿川弘之氏、宮脇俊三氏の書は読んでみたい。

Posted by ブクログ

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