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いま日本経済で起きている本当のこと 円・ドル・ユーロ大波乱!
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いま日本経済で起きている本当のこと 円・ドル・ユーロ大波乱!

増田悦佐【著】

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いま日本経済で起きている本当のこと 円・ドル・ユーロ大波乱!

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ビジネス社
発売年月日 2010/12/15
JAN 9784828416199

いま日本経済で起きている本当のこと

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商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2012/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デフレや円高でもいいとか、少子高齢化はメリットのほうが多いとか今まで聞いてきた論評と違う主張の本。ちょっと楽観的にも思えるが正しいのかなぁ。

Posted by ブクログ

2012/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この人経済学概論の講義を受けたことがあるのかとポール・クルーグマンも全くガキ扱い。いかなる高論卓説が開陳されるのかと興味津津で手に取ったが、なかなかなかなか。確かに言うだけのことはあった。巷間テレビを見ても新聞を読んでも不安を煽り日本の将来を悲観させるような報道ばかり。本書はまったく真逆を主張する。マスコミが教えてくれない強くて健全な日本を教えてくれる。ギリシャと日本を比較するなどナンセンス中のナンセンス。久しぶりに日本人としての自信を回復できた。

Posted by ブクログ

2011/08/01

昔から経済関係の本を読んでいたのですが、最近になって、加工されていない一次データを用いて、日本とその他の国(欧米や中国、韓国等)との違いを解説してくれる本を読んでいます。その一人が増田氏で、彼の著作において、日本の素晴らしさが、鉄道システムの構築、日本市場が高品質で大きなマーケッ...

昔から経済関係の本を読んでいたのですが、最近になって、加工されていない一次データを用いて、日本とその他の国(欧米や中国、韓国等)との違いを解説してくれる本を読んでいます。その一人が増田氏で、彼の著作において、日本の素晴らしさが、鉄道システムの構築、日本市場が高品質で大きなマーケットである、という考え方を示していて私はとても気に行っています。 今までの彼の本は分厚いものが多かったのですが、今回は現在の日本において起きていることを分かりやすく、多くの人に向けて書かれたと思われる本で、私としても推薦したい本です。 以下は気になったポイントです。 ・米国において生活必需品はデフレ気味だが、急上昇の続いている分野として、1)医療保険をはじめとする健康・医療関連、2)大学の学費・教育費、がある(p18) ・アメリカ人の平均寿命は先進国のなかでは短い、医療制度が改善されて寿命が延びると、年金制度を変える必要がある(p22) ・金融、保険、不動産等、就業者数で10%の業界が、全米企業収益の30%に以上を稼ぎ、政治勢力では最も影響力がある(p36) ・アメリカの学生ローンには消費者保護法が適用されない、クリントン時代に改悪された(p37) ・2010年5月末、ドイツがわずか7700億円の国債調達(5年もの)ができなかった、この意味は「5年以内にドイツは破綻する」と市場が判断したこと(p44) ・1990年、イギリスはヨーロッパ諸国と交渉せずに、一方的にERM(ユーロ導入のための欧州為替相場メカニズム)に参加し、1ポンド=2.95マルクと宣言したその後、ソロスは15億ドルのカラ売りをしかけた(p49) ・レバレッジ経営は、営業利益が金利負担よりも大きい時は問題ないが、金利負担を下回ると、借金地獄となる(p53) ・日本の輸出は価格ベースで、輸出品目の70%以上が資本財と中間財、これは外国メーカが生産工程で必要なものであり、円高であろうが買わなければならないもの(p60) ・価格弾力性の大きい製品ばかり作っている中国などは、下請け扱いされて為替レートは死活問題、人民元は常に安くする必要がある(p65) ・円の為替相場が下落しない限り、日本国債は資産価値の保全に悩む機関投資家にとっては頼りあるもの、日本の経常収支が赤字になる可能性は所得収支の黒字を拡大を考えると少なく、円高は続く(p69) ・中国政府には、直接人民から税を取り立てる仕組みがない、いたるところにある税務署は地方政府管轄(p77) ・金持ち中国人が現在していることは、1)ドルか「金」に換えて外国金融機関へ送金、2)外国籍を取得、3)家族を外国へ分散移住、である(p81) ・中国が陸上兵力を160万人ももつ目的は、政府に不満を持つ農民たちを鎮圧するため(p114) ・中国ではまともに申告していない収入が、118兆円(GDPの30%)もある(p121) ・ミセスワタナベはプロの何倍、何十倍という時間軸に立って正攻法(下がったら買い、上がったら売り)の投資ができるので強い(p139) ・直近の日本円ベースでの金価格(3700円)は、年間平均最高値:4499円(1980年)の80%の程度、瞬間最高値(6495)の55%であ、金投資こそ円高メリットを享受できる金融商品(p174) ・長期で触れで生活水準が低下したのは1929年の1回のみ、1720年・1873年の大不況時には労働者の実質賃金は上昇(p177、187) ・デフレが起きるのは、インフレという貨幣価値が毀損されて、勤労者の実質所得が低下し続ける段階があり、その反応として起きる(p182) ・なぜ日本だけがデフレの心配をしているかは、オイルショック時に比較して円が3倍の価値になっているから円建て原油価格は高くならない(p191) ・円安になると輸入品に支払う代金は円ベースで高くなるから、その分、輸出を増やす必要があるので輸出が増える(p192) ・政府が国民からとるカネは「税金」という形をとれば国財政の「黒字」、国民に対して借金をする=国債という形をとれば「赤字」となるが、税金と国債で調達したカネには何の違いもない(p198) ・創業者利益を大切にするという考え方もあるが、「新しいアイディアを思いついたときは独占利潤を得る」ということ(p213) ・日本の特許黒字は1.7兆円@2007であり、製品貿易収支の輸出超過:11兆円の2割を占める(p221) ・ガソリン車の部品点数(3万点)のうち、2万点はエンジン関係、EV特有部品が5000点として、部品点数は半分になる(p223) 2010/12/12作成

Posted by ブクログ

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