一橋ビジネスレビュー(58巻3号)

一橋大学イノベーション研究センター(著者)

• 販売会社／発売会社: 東洋経済新報社
• 発売年月日: 2010/12/11
• JAN: 9784492820469

商品レビュー

2011/01/29

「Cool Japan」「クールジャパン」というコトバ。
ここ何年か、よく聞きますよね。
世界中でポケモンが大ヒットしたときからか、
麻生内閣が日本のコンテンツ海外進出を強く主張してからなのか。
この言葉を聞くといつでも、ちょこっとだけ誇らしくてうれしい気持ちになります。
でも・・・

日本発信のアニメ・漫画コンテンツを通じて世界の日本ブランドを確立しようという、日本政府の狙いは伝わってくる。
メディアは日本のコンテンツが世界に受け入れられているともてはやす。
けれども、実際私たちの誇れるアニメ・漫画文化は日本経済を活性化するほどに海外に受け入れられているのでしょうか。

今回ご紹介するのは、ビジネス・経済・社会学の学者たちのレポートを掲載する雑誌、
一橋ビジネスレビューの2010冬の特集です。
本誌は冒頭で、
「北米における日本のアニメや漫画の文化のファンは年々確かに増加傾向にある。
しかし、北米での日本のアニメDVDや漫画の売り上げは、年々減少してきている」
という衝撃のデータを示しています。
なぜこのようなことがおきているのか、
Cool Japanブームを日本国の収入増加につなげるにはどうすればよいのか。
6人の論客によるCoolJapan現象の冷静な観察と分析が、
私たちのCoolJapanへの認識と期待に新たな側面を加えてくれます。

レビューの続きはブログ「サーチン' ザ・サーチ」へ>>http://blog.livedoor.jp/asunaro_library/archives/50547462.html