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史上最大のボロ儲け ジョン・ポールソンはいかにしてウォール街を出し抜いたか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 阪急コミュニケーションズ |
発売年月日 | 2010/12/09 |
JAN | 9784484101187 |
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史上最大のボロ儲け
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商品レビュー
3.9
35件のお客様レビュー
2007年~2008年のリーマンショックで多くの投資銀行・ヘッジファンド・投資家が損失を被ったけれど、逆バリで莫大な利益を稼ぎ出した人達も一定数存在した。この本では、ジョン・ポールソンを中心に複数の勝者にスポットライトを当てている。マイケル・バリーもその一人。 タイトルが「ボ...
2007年~2008年のリーマンショックで多くの投資銀行・ヘッジファンド・投資家が損失を被ったけれど、逆バリで莫大な利益を稼ぎ出した人達も一定数存在した。この本では、ジョン・ポールソンを中心に複数の勝者にスポットライトを当てている。マイケル・バリーもその一人。 タイトルが「ボロ儲け」なので、彼らがいかに軽々と巨額の利益得たのか、という内容だと思って読み始めたけれど、実体は真逆だった。「住宅バブルの崩壊」にかけるという行為は、当時の投資環境にあった空気とは対する逆張り。故に、周囲からの反対や自信内部の葛藤を押し切ってポジションを構築・維持する必要があった。メンタル面がひたすら強靱でないと、「自分が間違っていた」とポジション解消だろう。市場が変化して利益が出始めたとしても、「やれやれ売り」ではなく十分に利益を伸ばす為には、投資方針を肯定し続ける必要がある。それを可能にしたのは、徹底的な市場調査のデータが示していた市場見通し、長期投資が可能な評価体系、それにしがみつくだけのそれぞれの個人的な理由。 既に15年以上前の金融事故だけれど、米国が世界の金融市場を牛耳る構図や、投資銀行・ヘッジファンド・保険会社などの投資主体の影響力が高いことは変わっていないし、むしろより強化されているとも言える。四半期ベースの評価を重視する点も同じだろう。であれば、マクロ環境に対して1年以上の時間をかけて結果を求める投資スタイルは、今後も有効のはず。 市場価値をもつ商品の評価額変更には、実際の価値変化から一定の時差が生じる。不動産と周辺商品はその傾向が強いようだ。足下では中国不動産大手のデフォルトをきっかけした中国不動産の低迷と、在宅ワーク進展による米国商業不動産価格下落が始まっている。特に米国商業不動産はそれを投資対象にしていた銀行が、評価替えにより巨額の貸倒引当金を計上して利益が圧迫されるケースが続いている。金融当局は2007ー2008年と同じように「市場全体に波及する見込みはない」と言ってはいるものの、実際のところどこまでが本当なんだ?
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あの100年に一度といわれた経済危機リーマンショックの裏側で、一世一代の取引で大儲けした男たちの物語。金融や投資の知識がなくても、のめり込んで読んでしまう。
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キャッチーなタイトルから、読みやすい本であると思ってしまうが、確かに初回(今回は再読)よりも格段にこのからくりについての前知識も増えてそれが読んでいて登場人物それぞれの葛藤が目に取れるようにわかり面白かった。だが読み進む速度が遅く感じられた。総ページ数400にもなるから当然だと思...
キャッチーなタイトルから、読みやすい本であると思ってしまうが、確かに初回(今回は再読)よりも格段にこのからくりについての前知識も増えてそれが読んでいて登場人物それぞれの葛藤が目に取れるようにわかり面白かった。だが読み進む速度が遅く感じられた。総ページ数400にもなるから当然だと思いたいが、これを翻訳したの労力に驚きもある。
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