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日本語と時間 「時の文法」をたどる 岩波新書1284
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日本語と時間 「時の文法」をたどる 岩波新書1284

藤井貞和【著】

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日本語と時間 「時の文法」をたどる 岩波新書1284

定価 ¥880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2010/12/17
JAN 9784004312840

日本語と時間

¥220

商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2018/10/11

昔の人は、時間を表す助動詞、き、けり、ぬ、つ、たり、り、けむ、あり、などを使い分けしていた。これらが、現代では、た、になってしまった。これらの助動詞の使われ方を述べる。高校の古文の知識も薄らいでいるので少し難しかったなあ。

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2017/08/09

結局今ひとつ違いが分からない。 「尼になりにける」は語る現在までにもう尼になってしまっていまにあることを言い… ヌは間もなく起こらんとすることを言うのでは。

Posted by ブクログ

2013/04/14

古の日本語には、過去を表す助動辞(助動詞)が、6種<き、けり、ぬ、つ、たり、り>あった。そして、それぞれに、違った時制を持っていたのである。今の日本語が過去を表す助動辞は、<たり>の変化した<た>の1つだけだ。言葉が時を下ることで、簡易、単純化していくのは世界どこでも見られる傾向...

古の日本語には、過去を表す助動辞(助動詞)が、6種<き、けり、ぬ、つ、たり、り>あった。そして、それぞれに、違った時制を持っていたのである。今の日本語が過去を表す助動辞は、<たり>の変化した<た>の1つだけだ。言葉が時を下ることで、簡易、単純化していくのは世界どこでも見られる傾向だが、簡易、単純化しているのは言葉だけなのだろうか。今日の自分たちは、時間を過去、現在、未来の3時称で捉えることを普通としているが、昔からそうだったとは限らない。もっと多元的な時空世界を生きていたのかも知れない。冒頭に上げた過去を表す助動辞も、”過去を表す”というのは、今の日本語からみた当て推量に過ぎないのである。筆者の”非過去”という呼称はとても興味深い。また”krsm四面体”なる野心的取り組みとあわせて示唆的である。

Posted by ブクログ